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2019年12月01日00:34

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焼き飯。幼いころの記憶と。

休日の昼食。
キッズのリクエストに応えてチャーハンを作ることにした。
そこでふと思い出す。
母君の焼き飯の味。
それは中華風ではなく、あくまでも和風。
ゆえに、チャーハンではなく焼き飯と呼ぶのが自然と思える。
あれはどうやって味付けしていたのか。
気になって電話したがつながらず、その時は、鶏がらスープの素と醤油で味付けした、玉ねぎ少々と玉子たっぷりのチャーハンで好評を得た。
夕方になって母君から何事かと電話が来た。
普段、なんにもないのに電話をすることなどないから。
焼き飯の味付けを知りたかっただけと伝えると、なんだそんなことかと言いながら得意げだ。
聞けば使う調味料は塩胡椒と醤油だけ。子どもに食べさせるなら胡椒は少なめだなと孫を気遣う。
いや、そんなことより。
あれはもっと複雑な味だったと思う。
そう伝えると、野菜のダシだと教えてくれた。
確かに、母君の焼き飯にはみじん切りの野菜がたくさん入っていた。
玉ねぎとピーマンはレギュラーだったがあとは…
なぜかピーマンを入れるとおいしいというのには賛成。
他にはキノコがいい仕事をするのだと言う。
そりゃダシは出るだろうけど、そんなもん入ってたのか。
椎茸は覚えがあるような気がするが、キノコならなんでもいいようだ。エノキでも舞茸でも。
肉はチャーシューを刻んで。
なんだかんだでけっこう贅沢な焼き飯だったのだということがわかった。
当時は夕飯に焼き飯が出ても、そんなに嬉しそうなリアクションはできなかったが。
母君は料理の腕は確かだったが、体調を崩してから台所に立つ機会はほとんどなくなったようだ。
ワイフの料理はもちろんおいしいが、幼いころの味もまた懐かしいものだ。
マザコンでキモいとならない程度にレシピを聞き出すのも悪くない。
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