第５６７５話　　借りてきた猫のひたい

シンウルトラマンがかなり話題になっていますね。
賛否両論ですよ、それは重々承知です。
今目の前には十数年前の食玩の５センチほどのウルトラマンがファイティングポーズをとっています。
机にもマンガのULTRAMANのスーツのフィギュアがあります（これも食玩）。
シンウルトラマンもフィギュアも欲しくなってきました。
そんな大きくなくていいんです、手のひらサイズのフィギュアが好きなもので。
調べるといろんな会社からいろんなタイプのフィギュアが出ているんですね。
数百円から数万円するくらいの、可動域がすごかったりポーズだけだったり、
なんか１個ほしいです。
ガシャポンで再販するらしいし、UFOキャッチャーの景品でもあるらしい（小樽はなさそう）、バンダイのソフビもあるし、どれにしようか？
誕生日も近いから、前向きに検討します。
禍威獣を欲しくなる危険性大。

どうも、ともんじょです。

今もCMでマイナスイオンの出る繊維を織り込んだ商品を平然と売っていることに驚いたってこの間話しましたが、
それで前に読んだ小説を思い出して、本棚から引っ張り出して読みました。
「科学オタクがマイナスイオンの部署に異動しました」です。
科学が好きでニセ科学に対して敵愾心むき出しの賢児は家電メーカーに勤めていますが上司とトラブって美容家電の商品企画部に左遷されます。
そこで賢児はマイナスイオンを用いた商品の撤廃を目指そうとします。
ボクはこの賢児の気持ちがわかるんです、なんでこんなもんに騙されるというか、
乗せられるんだよって、理解できない。
ボクもそういう人たちをさげすんでしまう部分があるなって反省しています。
この賢児がここまでニセ科学を憎む理由もわかります、ニセ科学で金を巻き上げようとする輩がいる、よくわからないけどそこに何か光明を見出そうとする人がいる、
この相互関係がときには目も当てられない悲劇を生んで、奇跡も生むこともある。
科学が絶対的に正しいとは言わないけど、やっぱり科学的根拠が重要だと思います。
作中では引っかかる側目線でも描いています。
気持ちはわからなくもないけどね、なんか矛盾を感じて胸がスカッと来ない。
もう少し世の中の科学リテラシーをがんばってほしいものです。