第５３３４話　　　野生の注連縄

どうも、ともんじょです。

ミステリーとしてもおもしろくて、ドラマとしてゲンナリくる映画でした。
「潔白」を見ました。
韓国の映画で郊外の街で葬式の参列者に振る舞われたマッコリに農薬が入れられて、
それを飲んだ数人が死傷する事件が起きます。
主人公の女性弁護士は容疑者として逮捕された母親の弁護をするため十数年ぶりに故郷に戻ります。
まあ重いんです。事件もその裏側の登場人物のバックグラウンドも。
家出同然で家から飛び出した主人公、拘留されている母親も認知症で娘のことをわかっていない、
それだけじゃなくて、事件の捜査を妨害しようとする勢力も現れます。
韓国映画の特徴も出ちゃってますよ、クソみたいな権力者の胸糞悪い妨害。
わかりやすい悪者です。それと事件にどう関係が出てくるのか、
少しづつわかってきて、ある瞬間に真相が見えてくるんですが。
ええ、見ているボクも頭を抱えましたよ。
でね、この主人公の弁護士が登場して真っ先に言うんです。
有罪とわかっているのに真実をねじ曲げてまで無罪を勝ち取るのは自分の流儀ではない。
この言葉が最後の最後に効いてくるんですね。辛かった。
裁判はどうなるのか、サスペンスとしてよくできていておもしろかったですね。
まずらしく月９を見ているんです、「イチケイノカラス」がけっこうおもしろくて。
裁判ものでラブ要素がほぼないしミステリー要素もあるからおもしろく見ています。
次は、裁判ものの小説とか映画を見てみようかな。
裁判ってドラマになりやすいんですね。
来るか？法廷ミステリーブーム。