第５２７１話　　程度合わせ

どうも、ともんじょです。

「サイレント・トーキョー」
そんなに話題にならなかった映画ですね。
ツタヤの会員の更新の特典で１本無料のクーポンをもらったのでこれをチョイス。
クリスマスイブの夜に東京のど真ん中で起きる爆弾テロ事件を描いたクライムサスペンス。
事件に巻き込まれたテレビマン、事件を追う刑事、何か知っていそうな男、
群像劇的に物語が描かれています。
言っていい？めっちゃイマイチな出来なんです。
まずセリフが不自然、めっちゃ芝居じみていてリアリティがない、真相がわかりにくい。
ただ、いいところもあります、クリスマスに浮かれる連中の描き方は良いですね。
午後６時までに犯人が総理大臣と直接交渉ができなかった場合、渋谷で爆弾が爆発するっていう犯行声明があがります。
それに対して集まるヤジ馬どもがいい感じでいらつかせてくれるんですよ。
渋谷だからハロウィーンに集まった輩みたいに「うぇ〜い」な奴らが画面いっぱいに出てきます。
そして、仲良しOL二人組もその場に居合わせるんだけど・・・
陰キャの｢リア充爆ぜろ｣ってこういうことなんだなって思わせてくれる場面でしたね。
まあそれくらいかな。
結末もなんとなく予想できたし、パトレイバーの２みたいな内容だし、
それをかなり簡略化した感じのモノです、いっそパトレイバー２を見た方がいいかもしれない。
日本における戦争と平和についてボヤぁっと描いた感じですか。
これ以上突っ込んだことをすると角が立ってしまうからここくらいで許してっていう妥協が見え隠れします。
その程度のクライムサスペンスです。
めっちゃイマイチ。無料クーポンのなせるわざです。