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2021年01月12日23:13

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第5188話  衣装の考察

どうも、ともんじょです。

チャンバラを見ようのコーナーです。
そんなことしたことないですやん。
定期的に日本映画も見なきゃいけないわけですよ、その中には時代劇だってないとね。
ちょうどいいタイミングで見たかった映画がレンタルされたのでご紹介。
「狂武蔵(くるいむさし)」を見ました。
知ってる?地味に話題になったんですよ。
宮本武蔵の吉岡道場との一乗寺下り松の決闘を題材にしています。
この時吉岡道場側は70人で武蔵を迎え撃ったって話ですが、この映画ではアレンジが加えられていて、70人から400人に変更されています。
武蔵一人に吉岡道場勢は400人です。
そしてその戦いの模様を77分間、ワンカットで400人斬りを撮っています。
これが話題になったんです。
武蔵を演じたのは坂口拓さんっていうアクション俳優であり、アクションコーディネーターもやっているすごい人。
けっこう有名な映画のアクションを監修しています。
実写版の「キングダム」で最後に決闘する元将軍の強い奴が坂口さんです。
この間も「激レアさん」で紹介されていましたが、ストイックが服着て歩いていような人です。
そんな坂口さんが相当体を張って挑んだ実験的映画です。
そもそもがある映画のラストに10分間の長まわしの予定だったのですが、その映画の企画が潰れてしまったので、せっかくだから残った基材で撮影しようっていうので作られました。
しかし、その時は77分の部分しかとられていなくて、約9年お蔵入りしてしまいました。
数年前にクラウドファンディングで製作費を募りドラマパートを再撮影して9年越しで完成しています。
なんて言えばいいのかな、すごい映画だったのは確かです。
しかし、すごく作り込まれた作品かと聞かれたらそうではない。
あまりに77分のチャンバラシーンが壮絶でその壮絶さがすべてを持っていってしまうんです。
たとえば、武蔵の斬り方です、あれでは人は死なないかな。痛いけど。
斬りこみというよりは剣道的な打ち込みに近い刀の振り方をしてます。
るろうに剣心の実写版での大立ち回りシーンと同じ感じで斬る強さをあまり感じない。
吉岡一門400人っていっているけど、斬られ役をよく見ると、さっきもいたよねっていう人が何人もいます。そこの見せ方は少し工夫した方が良いかな。
あとね、最後の方はパターン化された戦いに慣れてきて少し眠くなります。
こう取り囲まれて、こいつは唐竹で、胴払いで、っていうパターンが読めるようになってきちゃって、ウトウトしてしまった部分がありました。ごめんなさい。
いろいろ問題点はあるんですけど、そんな問題点など関係なくこれはすごいモノを見せてもらったっていう充実感があるので、突っ込んだ部分も込みでこの映画のいいところっていう受け取り方ができるのかもしれない。
これだけ問題点を羅列したのに、好きな部類の映画だってすごくないですか?
圧倒的な表現だったからなのでしょう。
ちなみに、武蔵役の坂口さんはこの撮影の影響で心身ボロボロになって一時期俳優を引退していました。
歴史の出来事でいうとあと荒木又衛門の鍵屋の辻の決闘、堀部安兵衛の高田馬場の決闘、
みたいに、一対複数の決闘があるのでそれもどうですかね?
ボク個人荒木又衛門がみたいです。
おうち時間に77分戦ってみてください。
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