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2020年10月18日23:09

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第5102話  大盛りで変わる味

あまり声に出していい言葉じゃないけど、言わせくれ。
きっとそう思っている人はボクや家族だけじゃないはず。

鬼滅・半沢・うっせぇーーんだよ!

鬼滅も半沢も見たし、鬼滅は好きなマンガだけど、大騒ぎし過ぎだ。
知らなきゃいけないことか?好きじゃなきゃいけないことか?
失礼しました。

どうも、ともんじょです。

2週間かけて読み切ったぜ。
今年最大級かと思いきや、ダークタワーの完結編とほぼ同じでした。
ダークタワーは上中下だけども、
ヒトごろしは上下巻でした。両方新潮文庫、どっちもカバーの背の部分が手汗で色が薄くなりやすい。
すごい本を読んだなぁって思わせてくれる小説でした。
上巻を読み終わった時も、その後もちらほらと感想みたいなことを書きました。
で、ヒトごろしの下巻は池田屋事件を契機に新撰組っていう組織は破滅へ向かっていきます。
新撰組が大きくなる一方で内部分裂や、粛清を繰り返し、大政奉還からの戊辰戦争。
一人また一人と命を落していきました。
それでも土方は何も感じていません。人が殺せるのならかまいませんでした。
ただ、戦の形が大変わりしてしまい刀による白兵戦から銃火器による銃撃戦になり。
戦争っていうモノに土方は違和感を常に感じてしまいます。
ただの殺し合いではないことが気に入らないんです。
そんな違和感を感じつつも幕府軍は敗走を重ね函館を目指すことに。
土方は一体どんな死に際を見せるんでしょうか?
あの、ここで確認なんだけど、五稜郭の戦いで土方歳三は命を落とすっていう部分は歴史の事実であって、小説のネタばれにはならないですよね。
人を殺すことで生きがいを感じていた土方の人生の終止符は、まさにある時代の終止符につながっていました。
自分が人外の存在であるっていう自覚があり、そんな人外が人外として生きていくには殺すことが正当化できる立場でいることを選んで新撰組を組織しますが、時代がそれを許さなくなり、
土方もそれを受け入れることになりました。
なんてダークな土方だったんでしょうか。
過去の新撰組作品っが大好きだった人にはギョッとするような設定になっていますが、
本の最後の部分には史実をもとにしたフィクションです。って書いているので、こういうのもありなのかもしれないって思わせてくれましたよ。
ゴールデンカムイじゃ生きてましたから。
そして、土方目線で語られる新撰組のろくでもなさっていうが、不思議な感じがしました。
弱い連中の集まりで、役立たずぞろいで、幕府の役に全然立っていない、どうしようもない人間の集まりとして描かれているのがなんとも言えないもどかしさを感じました。
あくまで土方がやりたいことをするために近藤勇を持ちあげて作り上げた集まりだから、仕方がないのかな。
さっきお風呂に入りながら、これを映像化するにあたって土方は誰が良いかなって思って、
年齢的も30代中盤の俳優さん・・・誰かいる?って思ったら、
ピッタリの俳優さんを見つけました。
綾名剛さんがダークな土方にピッタリ合うなってなりました。
あとがきにもあったけど、燃えよ剣とヒトごろしは対極にあるっぽいので、燃えよ剣を読んでみようかな。
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