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2020年10月01日23:05

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第5085話  神無月の神頼み

日本のアニメは世界に通じるコンテンツである、まさにクールジャパンだ。
ってよくメディアでは聞きますけど。
じゃあ、その世界に通じるコンテンツを支えてくれている、アニメ監督や声優さんの訃報に対して、冷たすぎやしませんか?
この間の藤原啓治さんの訃報もそうだし、高畑勲さんの報道もさらっと流すし。
今日はベテラン声優の冨田耕生さんが亡くなりました。
名前を聞いてもピンとこないのは仕方がないですけど、声を聞けば、あんなに目や映画の吹き替えで活躍された大ベテランです。
テレビのニュースでは一分たりとも見かけていません。
日本人の多くが子供の頃にアニメにお世話になっているのだから、アニメの制作にかかわっている人にも尊敬の念を持ってほしいものです。
あまりにも冷た過ぎる。
何がクールジャパンだよ。

どうも、ともんじょです。

おもしろい小説を読みたい。
って思った時に筒井さんは外れがないですね。何か読みたいけど、具体的にはわからない。
って時には筒井さんの作品群を探ればあたりに出会えます。
刑事の出てくる、ミステリー、で何か読みたかったら、
我が家の蔵書にありました。
「富豪刑事」
名前を聞いてあれだなってわかる人もいるはずです、ドラマ化もされているし、ついこの間までアニメ化もしていました(これは読み終わった後に知った)。
もう、ストーリーはしごくシンプルです。
日本で一番の大金持ちの息子ながら警察官になった「神戸大助(かんべだいすけ)」が、
財力を駆使して犯人を捕まえるっていうミステリーです。
犯人を特定するために金にもの言わせた作戦を立てて容疑者を罠にはめます。
作戦のためにお金を使おうとするやりとりがおもしろい、金持ちって呪いなんだなんってうかがわせる描き方でね。
大助の父親に頼み込むシーンがお決まりであるけど、忌まわしき金をなんとか使いきってくれって逆に父親が大助にすがるシーンは笑えますね。
アニメのトレーラーを見たんだけど、大助が少し嫌な奴に描かれているし、
ドラマ版では大助は女性になっていて、世間離れのお嬢様なんだけど。
原作の大助はわりと常識人で金銭感覚がぶっ飛んでいるだけで、嫌味な感じもない人でした。
もっとこの人の活躍が見たいなって思わせるんだけど、続編はありません。
ちょっともったいないですよね。
おもしろい小説を読んだなって思えました。
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