第４９９９話　　願い事クラウド

七夕らしいんですが、雨が全国的に降っています。
ならば今年の七夕は旧暦にすればいいんです、旧暦だと８月の終わりごろだって新聞で読みました。
実はそっちの方が天気も安定していて星も見やすいんだそうですよ。
そういえば、夏休みに海に行ったらビックリするくらいにきれいな星空を見ることができましたね。
天の川も見えたし、それよりも流れ星の多さにも驚きました。
高校時代のボクはわりと青春していたんですね。
また天の川を見たくなりました。
どこらへんに行けば見えやすいかな。桜陽のグラウンドはさえぎるものがないからきっときれいだろうな。けど真っ暗だから怖いな。彼女ができたら車で行ってみよう。
北海道の七夕は来月なので焦らず星を待ちましょう。

どうも、ともんじょです。

村に伝わる怪しい因習の無い町に住んでいるのでこういうのはうらやましい。
そして、この因習を模した殺人事件が起きるのはもっとうらやましい。
それを解決する探偵はかっこいい。
そんな感じも小説を読みました。
「美濃牛（みのぎゅう）」を読みました。
覆面作家「殊能将之」さんの探偵石動戯作（いするぎぎさく）シリーズの第１弾。
岐阜の山奥にある暮枝村で起きる連続殺人の話。
石動さんは最後まで自分が探偵であることを告げませんが、事件に巻き込まれて食い美を突っ込んで事件を解決します。
村に伝わるわらべ歌に沿って事件が起きます。村に現れた牛鬼（うしおに）退治にかかわる伝説と、洞窟の奥に存在するといわれる万病に効く奇跡の泉伝説、この謎に石動が挑みます。
美濃牛ってミノタウロスのことを劇中では言うらしく、
ミノタウロスっていうのが迷宮に住んでいて迷宮に迷い込んだ人間を襲って食べる恐ろしい化け物です。ミノタウロスと牛鬼を混同しているようでした。
一つここで余計な知識を伝授します。
勇者がミノタウロスの迷宮を脱出するために、女神の力を借りるんですが、それは糸が勇者と女神とつながっていて、女神が導いたっていう逸話もミノタウロスとともにあります。
この糸の名前が「アリアドネの糸」といいます。有名な中にワードなので覚えておくように。
謎が謎を呼ぶミステリーになっていておもしろかったですね。
こういうのもたくさん読まないとね。