第４７３８話　　年表だけの記憶

どうも、ともんじょです。

土曜日の午前中に放送している。
「グータッチ」っていう番組が好きなんです。
スポーツに打ち込む子供たちにアスリートが指導に来て目標達成のために協力するっていうものです。
将来有望なエリートの子たちはあまり出てきません。
伸び悩んでいたり負け癖のついちゃった子なんかが出てきます。
そこに世界的なアスリートが工夫を凝らした練習法や指導で子供たちがどんどん成長していく様が見どころだったりするんですが、
この番組に取り上げられる子たちにはある共通点があります。
まずは、声が小さいっていう部分。腹の底から声を出すっていうのが上手くできない子たちだったりしますが、これは指導でみんななんとかなっています。
もう一つの特徴があります。
それは、大事な試合であたるのは大抵優勝候補の選手やチームだったりすることです。
そして、あえなく負けてしまう。これはかわいそうですよ。
くじ運があまりよくないっていうのも伸び悩む一因だったりするからね。
そう、優勝候補に直ぐ当たるっていうのが問題なんです。
今日大一番を迎えたラグビーワールドカップ日本代表。
予選リーグを全勝で突破して、勢いに乗る日本。
決勝トーナメントの相手は４年前に世紀の大番狂わせを起こした南アフリカ。
今度は番狂わせでなく必然と言わせるのか日本中が大注目でしたが。
完敗でしたね。
前半はかなり脅かしていたんだけど、後半は南アフリカが本気を出したのか圧倒されましたね。
悔しい。悔しいけど初めて決勝トーナメントに進出できて、もしかしたらって夢を見せてもらえただけでも大感激ですよね。
一生懸命戦って、相手は優勝候補、負けてしまったけど、負けたことよりも大きなものが得られた。
人によってはそれを負け惜しみって言いそうですけど。
また、試合が見たいって思わせることができたのなら大収穫だと思いますよ。
それでいいじゃないってね。
グータッチを見ているような気分になったのはボクだけかな。