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2018年11月06日23:10

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第4379話  フェイクがんもどき

どうも、ともんじょです。

昨日は娯楽作品のヴェノムの話ですが、
今日はDVDで見た映画の話を。
これは史実をもとに作られた映画です。
「タクシー運転手 (副題はダサいので割愛)」です。
昨今色々とニュースになっていますが韓国の映画です。
1980年に起こった「光州事件」が題材になっています。
当時の韓国は今の北朝鮮みたいな軍事独裁政権で民主活動は弾圧の対象でした。
で、この時に民主活動をしていた人たちが後々に大統領なんかになって逮捕されちゃいますね。
大統領になるのと後に逮捕されるのはほぼセットみたいになっています。
今のうちに「ムン・ジェイン容疑者」って呼んでおいてもいいかもね。
こういうことを言うと逮捕される時代の韓国の話ですよ。
言論統制や検閲が当然の如くあるんです。
1980年の5月に光州で学生が民主でも起こし、それを鎮圧するために軍は投入されて、
デモは大学生だけでなく一般市民も参加し、さらに鎮圧するために強硬な方法を軍はとるようになってしまいます。
しかし、この騒動は報道管制によって韓国国内では知られず、もちろん海外でもほとんど知られていませんでした。
そんな中ドイツ人のジャーナリストが光州に潜入することをもくろみタクシーを使って光州を目指します。
そのタクシーのドライバーはシングルファザーで子供に靴も買ってあげられない貧乏なダメ父ちゃん、家賃を払うために無理矢理ジャーナリストのドライバーになります。
この人のおかげで映画の前半はのほほんとしたコメディタッチの雰囲気になっています。
お金のためだから何の使命感もなく、危険な目にあうとも考えずに光州に向かったタクシー。
何かあれば金だけもらって帰ろうと父ちゃんはするんですが、光州で起きていることを目の当たりにしていくうちに、離れられなくなっていきます。
そして、暴徒鎮圧に実弾が容赦なく発砲されてしまうし、私服軍人が外国人記者を狙っておいかけまわしてくるしと、とんでもない目にあっていきます。
そこで父ちゃんの心境の変化って言うのが描かれていくんです。
なんかね、ここ数週間の日本を見ているみたいですよ。
危険な場所だとわかって飛び込んでいったジャーナリスト、そこでなにが起こっているのか伝えるべく命をかけて取材をするつもりだったけど、拘束されてしまう。
そしてそのジャーナリストに対して「何で生きて帰ってきたんだ」「自己責任だろ」「帰ってこなくていいよ韓国人が」と罵詈雑言でお出迎えすることになっちゃいました。
この映画ではタクシーの父ちゃんもそんな感じの人なんです。
デモをやっている大学生の連中なんてろくでもない連中だって、
デモなんかするなと、批判的なんです。
しかし、目の前でデモが起こり衝突してけが人や死人が出ていることを知ると、
父ちゃんはこのことを何とか海外や国中の人に知って欲しいって思うようになるんです。
そして、国を守るはずの軍隊が市民の銃口を向けることにも憤りを感じ始めます。
なんかすごい、問われているような気がするんですよね。
危険な所に立ち入る人間を非難するのは簡単だけど、そこでなにが起こっているのか知る必要があるんです。その時に傍観者であるボクたちは知らんぷりをしていいのだろうか?って。
おかしいことをおかしいって言える勇気を問われているんじゃないかってね。
なんか涙の出てくる映画でした。
これはマジで見て欲しい。そして考えて欲しい。
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