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2017年12月05日23:23

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第4043話  似せる気がない

大容量。
スノーダンプの新しいのを買いました。
一個普通サイズのダンプがあったのですが、普通サイズは入る量が少なくて雪捨て場との往復がめんどくさいんです。
しかし、大容量版だと往復の回数は減らせます。
かかる時間はけっこう短縮できました。いいですね。
壊さないように上手に使います。
今もいい感じに雪が積もっています。
明日も雪かきの日になりそうですよ。がんばろ。

どうも、ともんじょです。

今の日本映画界で避けられているジャンルの映画「時代劇」。
作る側も見る側も大変なのであまり作られないのが実情です。
時代考証がどうだとか、所作指導、大道具・小道具、セット、殺陣。
現代劇に対して作るのにいい加減に作ることができないわけですね。
それに対して得られる収入っていうのがあまり期待ができない。
大ヒットは難しい。と言われているのは時代劇なわけで。
見る側もうるさがたから、難しいのはよくわかんないっていう幅の広い観客。
映画館で時代劇を見るっていうのは選択肢に入りづらいじゃないですか。
そうなるとあまり時代劇って作りにくいんですよね。
そんな現状である意味ばくちに打って出た映画を見ました。
「たたら侍」です。
「エグザイル」でおなじみの「HIRO」さんが総合プロデューサーで制作された時代劇映画。
公開直後に出演者の薬物事件が発覚し一時打ち切りになったものの出演シーンをカットして再び公開された、注目作(になる予定だった)です。
部隊戦国時代真っただ中の出雲、たたら製鉄によって上質の鋼を生産していた村に住む一人の若者「伍介」、将来はたたら場を仕切ることが約束されていたが、侍になることにあこがれ村を出て戦に参加して出世しようと意気込んでいた。
しかし、そこで戦の現実を知り逃亡の末生れた村に帰ってくる。
たたら製鉄にすごくこだわっていたのか、実際にたたら場を作って鋼を作り出すところが描かれているんです。
ふいごを踏んで空気を送り、炭をくべていって砂鉄を溶かす、そして炉を壊して玉鋼を取り出す過程を丁寧に描いていたんです。
この映像はすごかったですね、何せ本物の映像を使っているからこれのために撮影したんだと思います。炎がきれいだったり、たたら場に漂う緊張感も伝わってきたりと、かなり気合の入っている作りでした。
が!
ドラマパートはねですね、ほぼ「説明セリフ」に徹しております。
登場人物の説明やら背景やら気持ちやらを親切にもセリフの中にねじこんでくれています。
「そこまでいちいち言わなくてもいいんでないかい?」って思ってしまうほどです。
というよりも、今の日本映画の悪いところが出ているわけですね。
説明セリフでストーリーをすすめていく感じ。
それとね、何か出来事があるたびに登場人物は一人大自然に向き合って立ちすくむんです。
勇壮な山の風景や海の風景にポツーンと立っているシーンが何回か出てきます。
見ている側の想像をかき立たせるための演出なのだろうけど、何回もやられるとうんざりします。
ホントは粗探しするために見たんじゃないんだけど、すごく粗の部分が目につき鼻につく出来になっていて、すごく残念でしたよ。
「それで、誰がたたら侍なの?」って映画終了後につぶやいてしまいました。
たたら製鉄によってつくられた鋼で刀が作られる、刀は戦で殺し合いに使われている、一方で時代は刀から火縄銃に転換していき鋼も火縄銃のために使われていく。
村にもその流れが織田信長という強大な勢力とともにやってくる、村を守るために戦うために火縄銃を作るのか、あくまで刀のために鋼を作るのか、その決断を迫れらる。
っていう内容じゃないのかよ?!っていう話です。
もう少し、映画の作りに改正の余地は大いにありの出来になっていて残念でしたよ。
これはね、きっといろいろと見てきたぼくが悪いんですよ。
時代劇のドラマとか映画とか小説を読んできたから。いらん情報を色々と詰め込み過ぎているから、ちょっとやそっとじゃ喜ばないようになっているんです。
なので欲しがりなぼくは悪いってことにしておきます。
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