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2015年01月17日22:48

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第2989話  あみだ通学路

家の前の通りが大規模に除雪されて道路の凸凹が改善されました。
すごくありがたい。
で、道路の雪を削るんですが、
除雪業者が悪いと氷の塊や押しのけた雪が取り残されて歩行の邪魔になったり段差ができて車が出せなくなったりすることがあるんですが、
今回はその段差類はきれいに取り除かれていて難なく車を出すことができました。
ありがたいです。
今後雪が積もってまた元に戻る危険性があるけどまずは運転しやすい道路状況はいいものです。
ただ、今日も運転中にハンドルをとられて雪山の端っこにズブリと突っ込んじゃいました。
ハンドルはまっすぐを維持していたのにズルって車がすべってやっちゃいました。
ボクの運転スキルがまずいんでしょうか?
それともついていないだけ?

どうも、ともんじょです。

待機っていうのは辛いものです。
それを忘れるためにDVDを借りてきて、
その映画のせいでさらに辛くなってしまいました・・・
去年のアカデミー賞ドキュメント部門にノミネートされた
「アクト・オブ・キリング」です。
1960年代にインドネシアで起こった「共産党狩り」、
これによってインドネシア国内で100万人以上が虐殺されたと言われていましたが、
その詳細は不明なままでした。
当時のインドネシアでは政権が変わって親西側の政権ができたのですが、
その際に前政権支持者を共産主義者と呼び虐殺が起こりました。
アメリカも、日本も新政権を支持しその虐殺は黙殺されてしまうことになったんです。
1960年代は冷戦待っただな中だから反共って名がつけば誰だろうと支援していた時代です。
(反共ゲリラの有名なところではタリバンやアルカイダがそうだった)
で、50年近くたってアメリカ人の監督が当時の虐殺をおこなっていた民兵組織の大物たちに、
「どんなふうに虐殺をしたんですか?再現映像を作ってください」と頼むところから映画は始まります。
そこで語られる虐殺行為やそれに至った経緯なんかはとても誇らしげなんです。
なんか楽しい思い出話のように。
見ていてとても不快な気分になります。
どうしてこうも人を殺すことが誇らしく語れるのだろうって。
村を焼き打ちにすること、無抵抗の女子供に手をかけることが勇ましいことだったのか?
でも、彼らは今でもインドネシアの英雄たちなんです。
そしてその虐殺も今なお正当化されています。
ただ、再現映像を作っていく最中にある幹部に変化が訪れます。
再現を行う中で拷問をする側もされる側も自分たちで演じるわけで、
50年前に人を手にかけた老人は拷問を受けるシーンになると「どんな気持ちで拷問を受けたんDなろうか?」と自問自答を始めます。
これはね、マジで見て欲しい。
人の狂気、歴史の残酷さがありありと描かれています。
心をえぐられますよ、何なんだ?って声が漏れるくらいに。
これってインドネシアで起きたことだけど、
今世界のどこかでは現在進行形で起きていることだし、
今後も起こりうることなんです。
ボクは今の日本も少なからず片足をつっこむ直前にまで来ているんじゃないかって思っています。
ある歌手がやったパフォーマンスが政権批判や反戦になっている。
そして不敬罪にも等しいことをやったって一部の政治団体やネットユーザーから叩かれています。
そのせいでそれを批判するデモが起こったってニュースにもなっていました。
声高に批判したらダメなの?戦争を否定することは罪?
思想の違いや考えの違いはあっちゃいけないのかな?
寛容性とか理解とか思考力とか知識とかそういうものを無くした時に虐殺って起きるんです。
虐殺までとは言わないけど力の暴走は起きます。
いったい人間って進化しているんですか?
そういう風に考えてしまします。
ゲンナリするけど見てください。
右とか左とかの思想をまず横に置いて。
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