桜陽を挟んで位置する友達の家と我が家。
これまでは急こう配の坂を下りて友達の家にいっていたんですけど。
帰りが地獄でした。
ものすごい坂、いや、崖を上るんです。
息が切れて胸が苦しくなるくらいのきっつい坂。
上るにもそれなりの勇気が必要なわけです、
ところがです、昨日は近道ではなく、
遠道になるんでないかと思われる方を歩いてみたんです。
なんと、ほぼ崖の坂を通るのと同じ所要時間でした。
おっどろき!
急がば話まれとはまさにこのこと、
息が切れて肺が痛くなることなく普通に歩いて同じ時間ですよ。
これは発見でした。
ちなみに、急がば回るのは琵琶湖のことです。
どうも、ともんじょです。
皆さん、メメントモリしてますか?
ボクはたまにこれのせいで変な気持ちになっちゃいます。
「メメントモリ」っていうのは、
ラテン語で「死を想う」って意味です。
色々深い言葉なんだそうです。
で、この言葉がキーワードになっている小説を読んだんです。
「生ける屍の死」を読みました。
これは兄の蔵書です、で、兄のお気に入りの小説です。
何度も読み返しているのでカバーもないし表紙もよれよれになっています。
なにがそんなにって思っていたんですけど、
この前読んだ「屍者の帝国」の影響と、昨今のひそかなゾンビブームもあいまって手に取って読んでみました。
アメリカの田舎にある霊園とそれを運営している一族が舞台で、
屍者が突然よみがえること事態が起きていて霊園の中で殺人事件が起きてしまいます。
主人公は殺されるんだけど、蘇ります。
自分を殺した犯人を探しだそうとする話です。
すごくアイディアが斬新ですよね。
ちょっと怖くて、結構笑える、そしてミステリー。
その中に内在する「死」という概念をめぐる殺人事件。
一癖も二癖もある登場人物たちの群像劇、結構厚めの本ですがあっという間に読めますよ。
ただ、やっぱり死ぬことが題材だから重たい部分もあります。
まさにメメントモリです。
屍者の帝国と連続して読むのもいいかもね。
死体の定義って?生きていることの基準ってなんだってね。
年末になるのでもう少し軽めのものと、
太平洋戦争に関する本も読んでみようかな。
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