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2019年01月11日22:04

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魔界にも社会がある。

1/9に天王洲天空劇場で開催された舞台『神ノ牙-JINGA-転生』レポート。

前回の舞台版牙狼と同じく銀岩塩主催の舞台第2弾、前回が一昨年の12月だったから、約1年振りになるかな、もうそんな経ったか・・・。
銀岩塩としての舞台はこれがVol.3という扱いになるが、内二つが牙狼になるから、この団体は今後も牙狼シリーズ手がけていくのかな?

今作はTVで放映されていた神ノ牙に連なるストーリーではあるが、詳細な時系列は不明なままだったので、見てのお楽しみだった。

会場内にはジンガホラー体の絵と牙狼・翔のスーツが展示されてた。
牙狼スーツ、ほんと一回でいいから着てみたい!!!
東映はそろそろガワ試着ツアー組んでもいいんじゃないの!!??


以下ザックリ内容(順不同)と感想(ネタばれ有)
OPとしてTV版OPの『慟哭の彼方』が流れ、演者が順に登壇。
スクリーン兼垂れ幕に役名と顔が映された。
その後スクリーンにはアルヴァが映されアミリが登場、時々同じ台詞を重ねて言いながら牙狼世界の説明をしてくれた。

内容1
魔界のとある場所で『メシアの吐息』と呼ばれたホラー『トミノ』が1000年振りに目を覚ました。
従者であり魔層支配者でもあるフギとルカの二人が出迎え、トミノは新参であるルカに杖を与える。
そこへもう一人の従者であり最もトミノを崇拝するサーシャが現れる。
ルカは魔界で流行っている噂『ジンガ ザ コニオ ヨスル(魔界語でジンガがトミノを喰う』を伝えるとトミノは突然姿を消してしまった。
かつてない事態に3人は急ぎトミノの追跡と怨敵ジンガを探すべく散っていった。

感想1
前作で『アシュラ』というアメリが姿を変えたホラーを演じていたdoNcHYが今作ではトミノというホラーで登場、前回と同じくロープを使っての演目を披露。
今回は重要ホラー故か最初と終盤しか出てこなかった。
従者の一人サーシャの話し方が独特過ぎて面白かったww「サーシャは言いました。○○しています」みたいな英文をそのまま日本語訳したみたいな話し方だった。


内容2
神官ケルスはホラーの出現率増加に伴い討伐者確保の為に『狼の穴』という組織に協力を依頼、同時に『最も弱く儚い戦士』を見つけ出せという謎の指令も出した。
狼の穴ではシエラ指導の下騎士と法師の卵達が修行に勤しんでいた。
卵の一人である法師トモハは、姉から『ホラーを人間に戻す力を持った魔戒騎士がいる』という話をした。
そこへ副官であるルミドとラメドがホラー討伐の任に相応しい人物を選抜しに来訪した。
トモハは立候補しラメドに挑むがあっさり敗れる、だが二人はケルスからの謎の指令を思い出しトモハも討伐の任に選んだ。

感想2
ケルス,ルミド,ラメドはTV版にも登場してたな、副官だけあって二人共かなり強かったw
トモハが神牙の噂を聞いていたから、やはりTV版の最中の話みたいだ。
かおりんはつい前にプリヤで見たばかりだから、キャラのギャップが凄かったw
トモハはまさかのへっぽこキャラだったwww千歌でしか知らない身としたらある意味適役ではあったがwww
騎士卵のウシオがシエラの質問に全て勝手に答えて怒られた場面が笑ったw


内容3
魔界ではミドウジとパクトラが『ジンガ ザ コニオ ヨスル』を吹聴して回っていた。
そこへジンガが現れ空腹を訴える。
アメリが喰われたくなかったら極上の餌を探して来いと部下を焚き付ける。
人間界に戻りトモハは家で姉のユヅキと神牙について話をしていた所に友人のサエカがカイセと共に訪問する。
カイセはサエカが女優のオーディションを受けた事務所の人で偶然サエカのプロモ?に一緒に映っていたトモハをスカウトしに来た。
法師である故にトモハは断るがカイセはしつこく迫る、それを見ていたサエカが怒ってカイセが持っていた被り物を奪い被る、がそれがゲートになってしまいサエカがホラー化してしまう。
そこへミドウジとパクトラが現れサエカを餌としてジンガに献上した、しかしジンガは何故かサエカを食べずに人間に戻した。
トモハはジンガをサエカを救ってくれた恩人として親しみを感じてしまう。

感想3
ミドウジは前作でホラー化してしまった刑事のホラー体、パクトラは、多分前作にもいたはず。
神牙の中にしか存在しないはずのジンガが何故魔界に姿を現したのかは不明。
カイセのスカウトの仕方が面白過ぎたwww『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』というクラシック曲に合わせて台詞を言っていたのだが、最後の「売れるよ」が一番吹いたwww
サエカホラーを喰う時の場面がミュージカルみたいになってて面白かった、ガワホラーまでステップ踏んで踊ってたのがちょっと笑ったww


内容4
ミドウジはジンガがサエカホラーを喰う所か人間に戻した事に腹を立てていた。
アメリは考えがあると伝えるが、二人は納得いかない様子。
そこへパクトラが極上の餌として一体のホラー(名前忘れた)を連れてくる。
何故か妙な貴婦人めいた話し方かつジンガに喰われる事を心から望んでいる様子だった。
ジンガが不在だったので代わりにアメリが喰おうとする、ホラーはそれでもいいと言うので食べようとすると二人が怪し過ぎるとアメリを止める。
話を聞くと、ジンガに喰われる事によって宮殿に戻ってやり直せると言う、何故それを求めているのかは思い出せない。
疑問符が浮かぶ3人にホラーは何故か心の中でジンガに会いジンガに自身が求めていた人物が投影され記憶を取り戻す。
アメリに喰われるのを拒みジンガに喰われる事を強く望んだホラーはその場を立ち去ってしまう、怒ったアメリは後を追う。

感想4
ここは日替わりゲストコーナーみたいでこの日は『緒月遠麻』だった。
調べたらなんと宝塚女優だった!!!まさかこんな所で宝塚の演技が見られるとは・・・。
で宮殿云々の話は完全にベルばらでしたwwwwwオスカルまさかのホラー化してたwww
でジンガに投影されたキャラはアンドレでしたwwww
てか緒月さん声のボリューム超でかいwwwwマイクいらないでしょあれwwww
ジンガのアンドレキャラも面白過ぎたwwwww
去り際に「緊張した!!!」と言ってアメリが「よくやったわ!」と何故か褒めていったwwww


内容5
ジンガの行方を追っていたサーシャは偶然ミドウジとパクトラを見つけジンガの居場所を問い詰める。
そこへフギがトミノの居場所を見つける為にオンタケの元に向かうと告げる。
二人を人質にオンタケの元に向かうも、オンタケからはトミノの居場所は知らないと告げられる。
オンタケの住む森は全ての命が集う場所らしく、人間の赤い炎とホラーの黒い炎がいたるところに灯っていた。
ミドウジは突然隼人だった頃の記憶が蘇り必死に妻であるさくらの火を探し回った。
サーシャがジンガの炎を聞くと、オンタケは「ジンガはもはや存在しない、今は御影神牙として生きている」と告げる。
ミドウジとパクトラは「有り得ない!俺達はつい前に会った!」と訴えが、オンタケはありえないと一蹴する。
そこへルカが神牙を見つけたと報告しに来る、サーシャは神牙に会う為に二人を連れて向った。

感想5
前作に登場したさくらが今作でケルスとして転生してたのが驚きだった、まさかそんな繋がりがあったとは・・・。
サーシャが「ミリ秒で答えろ」とか「ピコ秒で向かう」と言う度にミドウジが単位説明してたのが笑えたwwww
ここでジンガはメシアに敗れ肉体は消滅したが、神牙の中で魂だけがかすかに残っている状態だった事が判明する。


内容6
神牙の元にトモハが訪ねてくる。
トモハを知らない神牙に対して「もう一人のジンガに会わせて」と伝える。
すると突然神牙が苦しみだし倒れる、その後ジンガが現れる。
魔戒法師であるにも関わらずホラーである自分に感謝の言葉を投げかけるトモハに対して興味を示したジンガの元にサーシャが現れる。
二人は戦闘になるが不完全故にジンガが敗れる。
止めを刺そうとした所にフギからオンタケの命で魔層管理の任に戻れと告げられ渋々撤退する。
最強だったジンガが敗れた事で、ミドウジとパクトラはジンガを見限り去っていく。
自身の現状を知ったジンガは、アメリに別れを告げトモハの膝元で消滅した。

感想6
楓沙が神牙の力を信じたのに対してトモハがジンガの力を信じた形になったのかな。
ジンガもまんざらでもない態度を示し始めたし「まさかの浮気!?」と思ってしまったwww
ここでサーシャが止め刺していれば後の悲劇は起こらなかったんだなと思ってしまう。


内容7
神牙は狼の穴のアジトに招かれ卵達の稽古を頼まれた。
そこへミドウジとパクトラが現れ、神牙抹殺の為に師の一人であるキドウをホラー化させてしまう。
妹であるシエラの頼みで神牙はキドウを切り人間に戻すが、鎧を解いた隙を突かれミドウジに背後から撃たれてしまう。
他のホラーも出現し狼の牙はピンチになるが、トモハがあろう事かジンガの名を叫ぶ。
トモハの叫びで消滅したと思われていたジンガが再び目覚めてしまう。
ジンガの復活に喜ぶトモハだが、ジンガはホラー、狼の穴と戦闘になり全滅させてしまう。
受け入れがたい現実にトモハは発狂してその場を立ち去ってしまう。

感想7
ここでちょっとトモハの行動に疑問符が付き始めたな、自分で消しておいてまた呼び戻すとか。
てか前のシーンでジンガが消滅したような演出はなんだったんやいったい・・・。
ここではジンガが目覚めた後のホラーと狼の穴の戦闘がスローになるという演出が面白かった。
よくTVドラマとかで悲劇的なシーンをスロー再生させるあれを舞台でやるのは中々凄い。
ジンガがシエラの腹に魔戒剣を突き刺した時「まーくんがかおりんの腹刺しただと〜!!」と心の中で叫んでました。(笑)


内容8
ここからはTV版のラストシーンが流れ、その間に今作でホラー化したサエカが再びホラーになりカイセを喰おうとした所をトモハが止めて倒した、去り際に「ここまでか」と言いながら。
復活したジンガはアミリに別れを告げ月に向かって飛び去って行った。
何故かトモハはオンタケの元にいた、そしてオンタケはトモハに呼びかける「トミノ様」と。
飛び去った先でサーシャと再び対峙、戦闘が始まる、激しい戦闘の末一度は倒されたが蘇り遂にサーシャを撃破。
遂にトミノの元に辿り着いたジンガ、それを遮るフギとルカ。
ジンガがサブタイトルである「消えるのは俺じゃない、世界だ!」と叫んで舞台は幕を下ろす。

感想8
TV版の続きがここで見られるとは!
てかトモハの正体がトミノって!!!???一体いつからトミノだったんだ!!??
ジンガは気づいてたようだけど、観客は置いてけぼりですよ!!
ジンガとサーシャの戦闘は音楽と映像に合わせて行うという凄い技法で行われた。
しかもサーシャは二役いて瞬間移動に見せたり分身に見せたりしていた。
まさかのトミノ喰わないで終わり!?偉い中途半端な所で終わった〜。
てか牙狼・翔でメシアに挑んだ時と同じ終わり方やんけwwwまた負けるのかwww


全体感想
ストーリーはまさかのTV版真っ最中とはね・・・。
TV版は人界がメインだったから、舞台版は魔界がメインって感じかな。
でも人界でトミノの話一切出てなかったよな・・・?今一繋がりが分からん・・・。

にしても、魔界にも一応社会的な体制はあったのね、てっきりホラーの魔窟かと思ってたんだが、階層があったり支配者がいたりとちゃんと管轄されてたんだな。
サーシャ,フギ,ルカはホラーではないみたいで、自身を『神』と名乗っていたが、実際どんな存在なのかよくわからん・・・。

まさか音楽が生演奏だとは思わなかったので驚いた。
ジンガがサエカを喰う時の演出で、バイオリン奏者達まで演奏止めてステップ踏んでたのは面白かったww
映像とマッチングさせてたのも面白かった、ラストのジンガとサーシャの一騎打ちはほんと見物!

OPで狼是とジンガホラー体が切り合った時だったか、スクリーンの一部が破けてしまい、映像に若干乱れが入ってしまった。
あれ夜公演以降どうしたんだろう・・・?



運よくアフタートークショーがあった。
登壇者は井上正大,伊波杏樹,清水佐紀,宮城紘大,松野井雅,湯本美咲,岩田有弘,緒月遠麻の8名。
司会は並木秀介。

まず並木さんが50歳と聞いて驚き!!!やっぱ鍛えてればこの年齢になってもアクション出来るんだな〜。
まーくんが「ジンガ,御影神牙,アンドレの3役をやりました」と自己紹介してたwww
宝塚女優が相手だけに現時点での公演で一番大変だったみたいw
その緒月さんは普段の声もよく通るwww実際皆でマイクいらない話してたwww
あのシーンゲスト毎回違うから台本も毎回違う、ほんとどうやってんだろう・・・。

清水は27歳にして老婆の役をやるとは思わなかったと言っていたwwそりゃそうだww

松野井さんは皆から薄着かつ脚出してる故に寒さを心配されてたwww

ケルスは何語か忘れたけどさくらという意味らしい!!
ちゃんと前作と設定を繋げているのが凄い!
恰好と時期故か、並木さん等一部の人が手を合わせてくると愚痴ってたwww

あんちゃんは昨日からの入りにも関わらず完璧にこなし、まーくんが絶賛してた。
あんちゃん自身は稽古でずっとダブルキャストである小田と一緒にやってきたからこそだと謙遜してた。
実際先に演じていた小田から色々アドバイスを受けてたみたい。

宮城は台本でウシオはトモハが好きという裏設定を見ていたのでそれを意識して演じてたみたい。
トモハが神牙に近づいた時は誰よりも茫然と立ってたwww

岩田さんが今回の台本見て自身の役の難易度の高さをまーくんに相談したら「大丈夫」と返されたらしいwww「いや大丈夫じゃないから相談したんだよ!」と突っ込んでたwww

ジンガとサーシャの戦闘がかなり難しかったらしい。
演奏時間の約50カウントの中で、このカウントで斬撃とかこのカウントで飛び引くとか全部決まってたみたい。
なので1カウントでも遅れると映像も音楽も戦闘も全てずれてしまうという超絶難易度・・・。
あの二人マジで凄過ぎる・・・。



いや〜前回以上に楽しめたわ〜。
まさかここまでエンターテイメント性が強い作品になるとは思ってなかった故。
この団体はこの先も牙狼シリーズやってもらいたいね、やっぱ牙狼生で見たいし!!!
てかトミノ倒してないからせめて後編的な形で続きやってもらわないと!!!
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