■安倍首相、説明不足認め休校要請を釈明 休職対策も表明
(朝日新聞デジタル - 02月29日 19:17)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5991834
要請に過ぎないはずなのに、日本中の学校に首相の意向を忖度させたのが今回の事件だ。
とんでもない前例をつくってくれたものである。
首相が「非常時だ」と判断すれば、すべての省庁の頭越しに命令が下せることになる。
つまり、各省庁は首相命令の中継点に過ぎず、独自の裁量権はないというわけだ。
感染拡大の阻止は言い訳にならない。
日本医師会も「地域の実情に合わせた」休校を呼び掛けていた。
文部科学省は一斉休校を止めていたし、首相のスタンドプレーの後も期間については、春休みの開始までと期限を切り、その間も現場の裁量を認めていた。
どっちみち生徒は28日に登校したのだから、慌てなくてもよかった。
28日に文部科学省に朝一番で通達させ、、その日のうちに各学校で対応を判断させれば済んだ話である。
そうすれば、学校が保護者からの質問で要請を知るなどという醜態は避けられただろう。
学校とて愚かではない。児童生徒の通学範囲内で市区町村で感染者が出ているのに、授業や定期考査を強行するような愚かな真似はするまい。春休みまでの休業と最初から期限が切ってあれば、遅くとも春休みに授業や定期考査をするという判断も多くの学校でできただろう。
結局、血迷った首相のありえない独断だったということである。
危機を口実に国民の支配を図る安倍晋三の独裁的な性格が如実に表れた会見だった。
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