全国の小中高校に休校要請へ
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感染源の分からないウィルスだけど、あらゆる人が発症するわけじゃない。
衛生管理に気をつけて当たり前の生活をしていれば、回避できる可能性は高くなる。
それこそ、学校現場の日常で教えることじゃないのか?
首相の一言は、その現場に大混乱をもたらした。
日常が、非日常に暗転した。
日常を守るための衛生管理の支援こそ、政治が主導すべきことだった。
それなのに、官邸は学校の活動全てを型にはめてしまったのだ。
第2次世界大戦後、エーリッヒ・ケストナーが「ゴルディアスの結び目」という文章を書いたことがある。
幼かったころの筆者に勝るとも劣らぬ知恵を持っていたアレクサンダー大王が、それまで誰にも解けなかったゴルディアスの封印を剣で真っ二つに叩き切ったときの話だ。
そんなことをすれば、筆者は母親にこっぴどく叱られたものだ。
「紐はいつだって役に立つんだよ!」
アレクサンダー大王も、大人になって後悔したことだろう。
「ひもは切るものじゃなかった」と。
今回、官邸はアレクサンダー大王と同じ過ちを犯した。
知恵を絞り、ひとりひとりの努力で守るべき日常を断ち切ってしまったのだから。
明けない夜はないし、終息しない感染症はない。
事が済んだとき、彼らはかつて草原だった荒野の中でうそぶくだろう。
「我々が君たちを救ったのだ」と。
おそらく彼らは、今回の判断を、憲法草案に仕込んだ「緊急事態条項」のテストケースだと捉えていることだろう。
教育現場は、その実験台にされたのだ。
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