もっとも愛しているひともっとも気に入っている絵を見るために外国まで行ったよ大きな絵が何枚も展示されていていつまでも見ていたよ色と言い形と言いこれ以上の画法はありえないと思ったよこれを描いたひとがいたんだと思うと身震いがしたよもっ
花冷え天気予報は当たらないでも外れてもいないおおよそ当たっているから信じてしまう大きく外れると気象予報士を思い出してなじりたくなる曇っても雨は降らないって言ったじゃない気温が十度以下だと言わなかったじゃないもう三月も末なのに寒気が
知り合いから電子書籍のダウンロードの仕方がわからないと言われたので、再度ご説明しておきます。 電子書籍の出版社はそれぞれに電子書籍を読むためのアプリを提供しているので、まずそれをダウンロードする必要があります。 たとえば、アマゾンの場合だ
ひとやりならずなんという荒れ模様だだいじな用事があるのに田畑はのきなみ荒らされ穀物は高騰した工場は爆発し有害物質が撒き散らされたテロが繰り返され恐怖が恐怖を募らせた兵器開発競争が進み世界各地で紛争が起きた暗く冷たい地上にわずかに草
催眠術鏡に向かって催眠術をかける自分が眠たくなるようにもう一枚鏡を合わせれば自分を見ている自分が見えるさらに鏡を合わせると増えすぎた自分をとらえきれない鏡を離れると自分は見えなくなる見えない自分を連れて歩き回ると迷子になるうろ
ず れ 表 どうぞ なんでも おっしゃってください(あなたねえ えんりょってものが あるだろう)このていどのことでしたら いつでもどうぞ(めんどうだから これきりにしてほしいよ)すこしでもおやく
遠近法いくら送信しても返信がないなんど訪ねていっても不在だ通信技術が距離感を変えた遠近法が変質したもっとも近い者が遠くにいるもっとも遠い者が近くにいる情報の洪水がひとを溺れさせたこころは流れ出してしまった
詩人南原充士 4月28日(木)午後7時から、第1392回Projet La Voix des Poetes(詩人の聲)に、2回目の参加。自由が丘のCache-cache d`Art(予約080-3455-2111西端)の宙に、自分を解き放つ!みなさまどうぞよろしくお願いします! 詳細はこちらをご覧下さい!→htt
57577系便り無い ひとらがいれば 気をもんで くたくたにする 手拭きのごとく新春の 青空仰ぎ 行く我に 鳥の声さえ 聞こえるものを幼年を 連れて詣でる 若い親 まぶしく照らす なんの光か見るものも 聞くものもある こ
575系淡々と 死刑を告げる 口唇筋抗弁は 難聴の振り 聞き流す逆光の わが狼狽は 閉ざされて露と落ち 露と消えにし 夢の跡生き延びて 一花咲かす 日もあらむ打ち振れば 花咲かじじい 飛び回る乱高下 知らぬか梅の 花付けてインフ
うそつきうそをつく ほんとうのことを言おうかほんとうかうそかわからないひとはあいまいことばもあいまいことばはうそをつくうそはほんとうほんとうはうそひとはわからないことばもわからないうそつきといってみたいのはいっしょだけれどほんとうは
ソナタこなた まないたこうなった まいったそれなら そんしたなんだか へんだなちょっくら ちょいとひとりで よまわりどろけい ころんだうそつき やみつきなおれ おれんじかなたの ぶさたそしらぬ そなたじごくの しおき
来るなら来い西の空にゆがんだかたちの暗紫色の夕焼けが浮かんだかつて見たこともない複雑な陰影が刻々と変化していくのを街の片隅から茫然と見つめることしかできずにいたがこの不吉な兆候をなんとしても吹き払わなければならないと内部できっぱ
電子書籍はまだまだ普及していないようなので、あらためて宣伝したいと思います。 たとえば、Amazonの場合、ご自分のパソコンやタブレット端末に、無料でキンドルリーダーをダウンロードします。そのうえで、気にいった電子書籍をダウンロードします。価格
痕 跡人間臭いカラスが鳴けば なぜそんなに黒いのか不気味なのかキリンのようにのっぽのおじさんがやってくれば なぜそんなに首が長いのかちゃらちゃらした少女のような金魚が泳げば なぜそんなに赤いのか壊れた目覚ましのようにし
嫌われ者の言い訳 犬のように歩いたり走ったり吠えたり 猫のようにあくびをし飼い主を引っ掻きばばをこねたりして あるがままにするがままに毎日を過ごしてきたが なぜかみんなが自分を睨み付け罵り追い払おうとしている すり寄っていったりごろ
昨日、マイナンバーカードを受け取りに行った。予約制だったが、けっこう待たされた。その区役所にはそのための機械が2台しかないので事務処理に時間がかかるのだという。なにごとも手間暇がかかるものだ。人生は忍耐だと思わされる。春とは言え雨風が冷た
抗 体どうして穏やかなふりをして吹いてきた風に棘が隠されていたのか春の野辺に寝転んでまどろみが導くままに鳥となって自由に飛び回っていたのにいま無数の棘が刺さった体は耐え切れない痛みに襲われ血が滲み出している応急手当でとりあえず包
転 調春めいた芝生にシートを展張していなり寿司とのりまきとペットボトルのランチを食べようと ひとり出かけてきた今 太陽は天頂にさしかかりうつむき加減の顔を思い切り上に向ける心に流れていたざわめきが次第に収まり不意に空腹を感じて い