ソネット 76 W.シェークスピア なぜわたしの詩句には目新しい装飾がなく変化も素早い転換もほとんどないのだろう?時代の流行に合わせて わたしは新たに見出された手法や斬新な言葉の組み合わせに目を向けるべきではないのだろう
ソネット 75 W. シェークスピアあなたはわたしにとって生きる糧のようなものあるいは大地を潤す季節の慈雨のようなものだあなたの平穏を守るためにわたしは心を砕くあたかも守銭奴がその富に意を用いるように、今は満ち足りた者として誇らしい
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ソネット 74 W.シェークスピアあの残忍な官吏が保釈金など認めずにわたしを連れ去ってしまってもあなたは満足したようすを示していればいいのですわたしの命はこの詩に少しは関わりがありますそれは思い出としてこれからもあなたの中に生き続け
ソネット 73 W. シェークスピア最近まで鳥たちが甘く囀っていたが今やすっかり荒廃してしまった聖歌隊席寒さに身を震わせる枝々の上に黄葉がわずかに残りあるいは落ちつくしてしまう時期というものをあなたはわたしの中に見るかもしれない、日没