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2021年03月31日18:00

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シェークスピア ソネット 113


ソネット 113

         W. シェークスピア

わたしがあなたのもとを去ってからはわたしの眼は心にあります
わたしが出かける時にわたしを支配するものが
その機能を放棄して部分的な盲目となっています
見えているように見えても、実際にはよく見えていないのです、
なぜならそれはいかなる形も心に届けないからです
鳥も、花も、あるいはそれがとらえた形をも
心は眼がとらえた対象を見ることができません
眼自体もそれがとらえたものの形を保つことができません
もし眼が最も野卑なものや高貴なもの、
きわめて美しいひとや醜いひと、
山や海、昼や夜、
鴉や鳩を見たとしても、それはすべてをあなたに似せてしまうからです、
あなたのことだけを思い、あなたにどっぷりと浸った
わたしの誠実な心はわたしの眼を不誠実なものにしてしまうのです。



Sonnet CXIII

W. Shakespeare

Since I left you, mine eye is in my mind;
And that which governs me to go about
Doth part his function and is partly blind,
Seems seeing, but effectually is out;
For it no form delivers to the heart
Of bird, of flower, or shape which it doth latch:
Of his quick objects hath the mind no part,
Nor his own vision holds what it doth catch;
For if it see the rud'st or gentlest sight,
The most sweet favour or deformed'st creature,
The mountain or the sea, the day or night,
The crow, or dove, it shapes them to your feature.
Incapable of more, replete with you,
My most true mind thus maketh mine eye untrue.

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