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2020年07月30日15:34

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シェークスピア ソネット 98

ソネット 98

       W.シェークスピア

色とりどりの4月が飾り立てた衣裳に身を包み
あらゆるものに若さのエッセンスを吹き込む春の間
わたしはあなたのいない時間を過ごしてきた
暗鬱なサトゥルヌスさえ4月には笑って跳び跳ねたのだった、
小鳥の歌声も
様々な香りや色合いを持つ花たちの甘い匂いも
わたしに楽しい話をする気にはさせなかったし
それらの花々が育った誇らしい土地から摘み取ることもしなかった、
また百合の白さに心を動かされることもなかったし
薔薇の深い紅を愛でることもなかった
それらはすべてあなたという原型をもとに描かれた
甘美さに過ぎず、喜ばしい模写に過ぎなかった、
あなたがいないのでまだ冬であるように思えた
あなたの影と戯れるかのようにわたしはこれらのものと戯れた。



Sonnet XCVIII

        W. Shakespeare

From you have I been absent in the spring,
When proud pied April, dressed in all his trim,
Hath put a spirit of youth in every thing,
That heavy Saturn laughed and leapt with him.
Yet nor the lays of birds, nor the sweet smell
Of different flowers in odour and in hue,
Could make me any summer's story tell,
Or from their proud lap pluck them where they grew:
Nor did I wonder at the lily's white,
Nor praise the deep vermilion in the rose;
They were but sweet, but figures of delight,
Drawn after you, you pattern of all those.
Yet seemed it winter still, and you away,
As with your shadow I with these did play.

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