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2018年04月05日15:18

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ソネット95   シェークスピア

        ソネット 95
                      
                   ウイリアム・シェークスピア 
                      南原充士訳

あなたは不名誉さえそんなにも甘く愛らしいものに変えてしまう!
不名誉は香しいバラにとりつく病弊のように
世に知られつつあるあなたの名声を損なうものなのだが。
おお、あなたはどんな甘味の中にあなたの罪を封じ込めようとするのだろう?
あなたの遊興について淫らなコメントを付しながら、
これまでのあなたの来し方について語るあの舌も、
ある種の称賛のかたちでしか貶めることができない。
あなたの名前を呼ぶことで悪い評判さえ祝福する。
おお、それらの悪徳はどんな邸を手に入れたのだろう?
それらはその住まいとしてあなたを選んだのだ。
そこではヴェールがあらゆる染みを隠してくれるし、
目が見ることができる物はすべて美しく変えられる。
あなたは、この大きな特権を大切にすべきだ!
最も硬いナイフさえ使い方を誤れば刃がこぼれるのだから。

Sonnet Xcv - Poem by William Shakespeare

How sweet and lovely dost thou make the shame
Which, like a canker in the fragrant rose,
Doth spot the beauty of thy budding name!
O, in what sweets dost thou thy sins enclose!
That tongue that tells the story of thy days,
Making lascivious comments on thy sport,
Cannot dispraise but in a kind of praise;
Naming thy name blesses an ill report.
O, what a mansion have those vices got
Which for their habitation chose out thee,
Where beauty's veil doth cover every blot,
And all things turn to fair that eyes can see!
Take heed, dear heart, of this large privilege;
The hardest knife ill-used doth lose his edge.


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