mixiユーザー(id:756444)

2019年03月19日19:29

468 view

新型プジョー508試乗記

元プジョー505乗りとしては、
避けては通れぬ新型プジョー508。

ということで
早速乗ってみることに。

フォト

今流行の4ドアクーペセダン、
しかしどこか504クーペを思い起こさせるスタイリング、

フォト

そしてボンネットの508のロゴは
往年の604や504の伝統を引き継いでいる。

フォト

インテリアは一転モダン。

プジョー3008や5008にも共通する
ジル・ヴィダル氏のデザインの集大成は、
さしずめ荒削りな高級感と言った感じか。 (笑) 

「ピアノキー」 と呼ばれる
インフォテインメント・システムの
ショートカットボタンが特に目を引く。

フォト

プジョーiコクピットは
相変わらず慣れを要するが、
508ではだいぶ不自然さが解消された。

フォト

小径ステアリングの操作性と
インパネモニターの視認性はいたって良好。

そのインパネだが、
モニターに表示される内容は、
ユーザーがカスタマイズすることも可能で、
インフォテインメント・システムも表示の変更ができる。

フォト

これは楽しい!

肝心のエンジンだが、
今回は2.0Lディーゼルの直4ブルーHDi 。

フォト

これにアイシンの8速ATが備わる。

結論から言うと、
シトロエンC6のV6HDiが
一世代前のディーゼルエンジンに感じてしまう出来栄えだ。

実にトルクがありスムーズかつ静か。

8速ATとの相性も良い。

ただ、このブルーHDi には
AdBlueが必要であることも付け加えておく。

フォト

ステアリングフィールは恐ろしく軽やかだが、
スピードを上げると適切に重くなる。

小さなステアリングホイールだが
高速になっても安定はしている。

乗り心地もしなやかで滑らか。

もちろん、
ドライブモードの選択によって
コンフォートからスポーツへとセッティングを変えられる。

ただ、
積極的にワインディングロードを攻めるような
エキサイティングなクルマでは無いことは否めない。

敬服するのは、
ここでは書ききれないほどの運転アシスト機能や
危険回避機能が満載されていること。

フォト

衝突軽減ブレーキや追従機能、
路外逸脱抑制機能はもちろん、
夜道で人を認識しモニターに表示したりする
ナイトビジョン(暗視スコープ)、
道路標識を読み取り運転を補助する機能、
死角に人がいたら知らせたりする機能、などなど・・・

新型508に乗っていると
明らかにクルマの進化のベクトルは
自動運転に向かっていることが実感できる。

残念なのは、
スタイル優先のため
後席がこのクラスでは狭いこと。

足元もあまり余裕がなく、
ヘッドクリアランスも足りない。

囲まれ感も強く、
シトロエンC6のように
ずっと後席に乗っていたいとは思わせないだろう。

当然トランクルームも広いとは言えないが、
そこはこのクラスとしては珍しい
ハッチゲートを採用して使い勝手を向上させている。

往年のルノー25を思い出させてくれる。 (笑) 

開閉が自動というところが
時の流れを感じさせるが・・・



問題は価格。

今回乗った508GTの2.0Lディーゼルが
500万円超。

人気のドイツ勢や好調のボルボに対し、
真っ向勝負を挑んで来た。

果たして大丈夫なのか? 

しかしそんな心配は杞憂に終わりそうだ。

早くも数件の注文を取り付け、
バックオーダーを抱えているという。

ドイツ勢が謳歌するこのDセグメント市場において、
ぜひとも刺激を与えて欲しいものだ。


3 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年03月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31