mixiユーザー(id:7522789)

2020年02月23日07:49

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多様性の時代とは、女は女、男は男に分かれる時代っぽい

新世代エンジェルは歴代の中で最も美しくスタイリッシュでアクションもキレていると思ったが、なんかそれだけだった。このシリーズ独特のコミカルな面白さは失われてしまった。なんというか、女だけで集まって女子会的なPV作りました感があり、ストーリーとして面白くない。

今回の女優陣、民族的に多様になるようにかなり配慮されている。
監督権ボスレー役のエリザベス・バンクスはユダヤ系。
エンジェル役その1のクリステン・スチュワートは典型的なカリフォルニアのメディア一家で白人。
エンジェル役のその2のエラ・バリンスカはポーランドとアフリカ系カリブ人のハーフ。
ヒロイン役のナオミ・スコットはイングランドとインド系ウガンダ人のハーフ。宗派はエキュメニストだそうだ。
実にグローバルで多様化でリベラル。だがそれだけという気はする。

多様性とかグローバル化とかリベラルの時代とは言われているが、やったことはマッチョ男性と主婦と胸を強調したキャンギャルを排除したぐらいで、新しい価値観を作れていない。だから無駄に男女間分断しているのでリベラルは弱くなり、保守回帰している。



ハイスペック美女だけ集めて華麗にアクションするとか、スーパーイケメンだけ集めてイケてるシーンばかり出すとか、そういうのは見た目は良くても話が面白くない。男女間の化学反応があり、ブサイクなヤツにも生き様があり、悪には悪の立場がある。そういうのが人間が人間たる所以だと思うが。

今の時代、公共の場だとやたらとハラスメントや差別や炎上を気にしないといけなくなった。それが他国にも売るものならなおさらなので、世界中に売るハリウッド映画だと民族やら宗教やらジェンダーやらエコやらにやたら配慮しないといけない。

そういうポリティカルコレクトネスに縛られ過ぎているので、見た感じはカッコ良くても面白さを感じない作品が増えた気がする。特にハリウッドは見てくれだけになってきた。
近年はハリウッドより邦画が面白いと思うようになってきたが、ハリウッドがグローバル配慮し過ぎで面白くなくなったから相対的に邦画が面白く感じるのかも知れない。



やたらと多様性配慮に満ちていて見た目はとても美しくてスタイリッシュだけど、新しいアイディアはさっぱりなくて女が男に勝つだけの単純なストーリーにやたら金かけましたという映画を見て、今年の米大統領選はやはりリベラルの負けだろうと思った。

トランプが勝つのではなく、リベラルが負ける。リベラルを標榜しているにも関わらず制限に満ちていて不自由でさっぱり新しくないから。

リベラルは男と主婦とネイティブ民族枠を排除しただけで、新しい物を生み出せていない。ぶっ壊すだけならば小泉純一郎や鳩山由紀夫でも出来る。

この映画を見て面白いとか素晴らしいと思った人は民主党に投票するというか、民主党に投票すると決めている人は立場としてこの手の映画を高く評価しないといけない。
作品が本当に良いかどうかではなく、自陣営の映画は誉めると最初から決まっている。そして作風は自陣営の政策を反映しないといけない。まぁつまらん話だ。


クリステン&エラのキレッキレダンスシーン到着『チャーリーズ・エンジェル』
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=25&from=diary&id=5981778
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