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2021年06月14日12:17

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市民の生活が豊かになったのはスーパーのおかげ

■イトーヨーカ堂の閉店が止まらない深刻な理由。イオンと明暗を分けたものは
(日刊SPA! - 06月14日 09:21)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=6553907

 嘗て日本の小売業の王座に君臨していたのは百貨店だった。墓石から野菜まで何でも売っているのがデパート(百貨店)で価格設定も思うがまま。そこに噛み付いたのが日本型スーパー(日本型GMS)と呼ばれた新興小売業だ。

 ダイエー、イトーヨーカドー、西友、ジャスコ(現イオン)、ニチイなど出自は様ざまだが、いずれも思いは消費者が購入する小売価格はもっと下げられるという点で一致していた。

 同じ品質でも価格はデパートの半額を目指しながら、先ず目をつけたのが家庭用電化製品。それまでの家電はメーカーが定価!を設定し値引き販売などご法度。消費者もそれを当然と受け止めていたのだが、そこに中内功率いるダイエーは厚い壁の切り崩しに掛かった。ダイエーは家電の代表格ナショナル(松下電器)製品の値引き販売を開始、ナショナルはダイエーへの出荷停止で対抗する。長い戦いの末勝ったのはダイエー。経営の神様松下幸之助も消費者の神様ではなかったということだ。現在、家電製品がオープン・プライス若しくはメーカー希望価格と表示され、消費者がより安価な価格を求めて買い回れるのはいわばダイエーのお蔭なのである。

 その後、家電を手始めとし夫々のスーパーはあらゆる分野に於ける商品の価格決定権をメーカーから奪って行く。

 しかし今やそのスーパーも、専門化し深化した小売業やネット販売に主導権を奪われてしまった。

 栄枯盛衰は世の習いとはいえ、往時を知る者としては一抹の寂しさを覚える。この記事を読んでそんな思いに駆られた。

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