アメリカの物理学者が、「チャーハンを炒める時の中華鍋の振り方」を発表しました。
https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsif.2019.0622
それによると、「鍋を振って混ぜる」プロセスは、まずコンロの手前側を始点にして中華鍋を手前に持ち上げ、次に中華鍋を水平に戻し、続けて手前側を下げて初動とは逆向きに中華鍋を傾けて、最後は中華鍋を水平に戻すと中身が混ざる。
そこで、中華鍋を振る際の一連の動きで変数になるのは角度と時間の2つなので、角度と時間の関係式を作成して、鍋の動きをモデル化し、中華鍋を振る際に宙に浮くチャーハンの割合や、チャーハンの浮く高さ、そして鍋の角度を代入することで「チャーハンの軌道」を予測することが可能になりました。
その結果、中華鍋を振る際に「中華鍋を前に傾ける」「中華鍋を奥に傾ける」という2つの動作は独立しており、それぞれ同じ角周波数で動いているものの位相が異なることが判明。
「中華鍋を振る頻度を上げる」または「2つの動作の位相のズレを大きくする」と、チャーハンを混ぜる効果が大きくなることがわかったそうです。
でも、家のコンロじゃ火力が足りない(笑)
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