『なぜ君は総理大臣になれないのか』

あいかわらずネコのオスカー♀の口腔潰瘍が良くならないので、夜は家にいるようにしてるんだけど、昼はもちろん仕事で出てるし、休みの日なら遅くならない程度に外出もします。

この前の休み、久しぶりに映画を観るために街に出ました。
映画のタイトルは『なぜ君は総理大臣になれないのか』。
衆議院議員の小川淳也の17年間を追ったドキュメンタリー映画です。
小川氏は国会で理路整然とした質疑を行う人で、映画を観る前から顔も名前も知っていました。

社会を良くしたい、という思いから政治家を志したのに、実際は議員を続けていくのでやっと。
観ていて心が苦しくなりました。
本来、彼のような誠実な人間に政治をして欲しいものだけど、実際は平気で嘘をつける欲にまみれた連中ばかりが政治の中心にいるようで酷いものです。
誰かが現政権与党を「税金山分け協同組合」って言ってたけど、上手い言い方だと思いました。
政官業で利益分配。
学者とマスコミ、一部野党で、それを追認なのかな。

さて、政治といえば東京都知事選があるみたいだけど、公約をひとつも実現できていない小池百合子が一番人気って、東京ってどんだけバカがいるんだろ、って思います。
もう意識高い人は、ヘタに都民の暮らしを良くしよう、って候補者に投票するより、暮らしやすそうな過疎地に、みんなで移住しちゃった方が早いんじゃないかな。
そのうち大きな地震もありそうだし。

ま、そう簡単なもんじゃないか。
政治が全てじゃないし、土地や風景への愛着は強いもんね。
自分も１０代、２０代、趣味の関係でいろいろ都内を巡り、多くの思い出があります。
最近は羽田から乗るモノレールから見える景色が好きだな。

それにしても、これまでの都知事も、今回の立候補者も、地方出身者ばかりだね、
生まれ育った横浜を愛しつつ、３０代で見切りをつけて地方に暮らしの場を移した自分としては、いろいろ複雑な思いです。