ビルマ軍部にCDM　＆　ホイス直伝の柔術に孫つく

ビルマのCDM（市民的不服従運動）が注目されている。１日に起こった軍事クーデターで拘束された民主勢力の指導者スー・チー女史（国家最高顧問）の解放をスローガンに、軍を糾弾する国民の怒りの炎が燃え広がっている。1846年ソローがアメリカ政府の奴隷制度や侵略戦争に反対し、納税拒否で市民的不服従（Civil Disobedience）を実践したのが草分けとなり、ガンジーやマルチン・ルーサー・キングJr.が倣った。（ソローの『森の生活』は私の卒論テーマ）

姿勢を正すとき背筋を伸ばせと言われる。足裏から大地のエネルギーを吸い込み、頭のテッペンが糸で天に引っ張られる感覚に浸ると背筋が伸びると体得した。学生時代に『尊い（たっとい）のは足の裏である』という知る人ぞ知る詩の一節に出会った。今でも裸足の庭掃除の後、足裏を愛おしく揉む日々だ（踵もヒビだ）。「天上天下唯我独尊」の天を指し、地を指すポーズには深い意味がある。

如月の日本から訃報が続いた。郷里の従兄（71歳）が冬山ハイキングで倒れ帰らぬ人となった。お屋敷の窓から眼前に聳える富士山を毎日撮影し、優しい実直な性格の従兄だった。京都に暮らす叔母（85歳）は自宅で天に召された。叔母は大学生の私の進路決定に大きな影響を与えた人で、感謝の念でいっぱいである。叔母のことは2014年5月のMixi日記『1970年に大阪万博があった』に詳しい。平安をお祈りします。

アメリカの息子からビデオと写真が届いた。孫（５歳）のブラジリアン柔術の個人レッスン風景で、何と指導者はホイス・グレイシー（Royce Gracie）だ！　1993年UFC初代王者に輝き世界の格闘技界にグレイシー柔術の名を馳せたレジェンドだ。日本でも吉田秀彦や桜庭和志との対戦で話題を呼んだ超有名な格闘家である。孫にも師匠、柔術魂が注入された。

（写真：左から　マンゴーの花、ブーゲンビリア（白と黄）、ホイス&孫）