先日、珍しく「おんぶ」されてる子供を見ました
今はほとんどが「前だっこ」なので、懐かしい光景でした。
長男長女はさほど思い入れはなくても、
次男次女にとって「おんぶ」は貴重な思い出なのです。
私たちのころは子供はたいてい3人が基本でした。
だから、自分のおんぶの番が回って来ても、すぐに妹、弟が生まれて
無理やり歩かされてしまう。
私も、おんぶされてる妹を悔しい思いで見ていました。
こういう場合、妹弟は末っ子である場合が多いので
親の背中をいつまでも自分の物にしている。
私はあんなに長くおんぶしてもらわなかった!
その思いは結構長い間引きずるものです。
ところがある日、母が、たまたま私と二人で夜道を歩いていた時、
「おんぶしてあげようか」といったのです。
私は飛び上がるほどうれしくて、ええー?!と大げさに驚きました。
すると、タマエさんはちょっと照れたのか、
「背中がさむいのよ」と、笑いました。
小学校1年生のころだと思うけど、その時の坂道や背中の温かさを
今でも思い出します。
私の「おんぶ」の歴史はそれでおしまいになったけど、
一瞬でも母の背中を独り占めにしたのは
大切な秘密の思い出。
次男次女が何かと甘え上手なのは
自力で触れ合いを勝ち取らなければいけないからです。
今の次男次女は、末っ子であることが多いので、そんな苦労はしてないんだろうな
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