ええ〜? そりゃぁないよ、ディオールさん、正気なの?
ディオリッシモには私と姉の青春が詰まっている、大切な宝物だったのに。
昔、姉と二人で住んでいた川崎の6畳一間のふる〜〜いアパート。
姉は准看護師で働きながら、高等看護師に資格を取る勉強中。
私は出版社で、なるべく残業して小銭を稼いでいました。
そんな二人、収入の3分の一は田舎に送っていたので生活がぎりぎり。
給料前の一週間は近所のパン屋さんに行ってたくさんのパンの耳を買い、
それを主食にしていました。
そんな私たちでも、若い女の子。何とかお金を工面して
あこがれのディオリッシモの石鹸を買おうと、毎月貯金をして、
ようやくアメ横でデオリッシモの石鹸を1個買ったのです。
まあ、そのうれしいこと!!
近所の銭湯に行って使ってみると、あの馥郁たるクチナシの香りが
銭湯中のおばさんたちが、「あら、いい匂い」とか「誰の石鹸?」とか
私たちは、うれしくて顔を見合わせながらくすくす笑っていました。
体に残ったいい香りについ鼻歌も出てくる帰り道。
それ以来ディオリッシモの石鹸は私たちの最高の贅沢として
記憶に残っています。
それが!
久々に姉にクリスマスプレゼントとして石鹸を買おうとしたら、
ディオリッシモが廃盤だと・・・・・
唖然
なぜ?
昨日はショックで切なくて夢にまで出てきました。
ログインしてコメントを確認・投稿する