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2021年05月05日17:19

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【バレエ】コッペリア(新国立劇場/Youtubeライブ配信)

今年のゴールデンウィークは美術館を掛け持ちし、バレエも見て・・・と思っていろいろと計画を立てていたのだが、緊急事態宣言が発令されて美術館は臨時休館、劇場も公演中止となってしまった。
そんな中、新国立劇場のバレエが無観客ライブ配信、しかも全4回!予定している全キャストの舞台を見ることができるという思いがけない企画だ。
もともと5/5の公演を見る予定にしていたが、5/4も美術館に行く代わりに配信を見ることにした。同じ公演を異なるキャストで鑑賞したことがなかったので、2公演を見比べる貴重な機会となった。

5/4公演
スワニルダ:木村優里、フランツ:福岡雄大、コッペリウス:山本隆之
木村優里は顔が小さいので小柄なのかと思ってしまうが、意外と背が高そう!表情も豊か。福岡雄大はさすがの安定感。山本隆之のコッペリウスはセクシーな感じ。

5/5公演
スワニルダ:池田理沙子、フランツ:奥村康祐、コッペリウス:中島駿野
池田理沙子自身がもしかするとスワニルダのような性格なのかも!と思うくらい、軽やかで自然な雰囲気。奥村康祐のフランツは普通なところ(王子様ではなく、今どきの若者風という意味で)が良かった。中島駿野は長身の若いダンサー。スレンダーでフレッシュなコッペリウスも悪くない。

生の舞台が良いとはいえ、オペラグラスを覗きながらの鑑賞は限界がある。表情、衣装、小道具などの細かいところをストレスなく鑑賞できるのは、映像ならでは。ダンサーの表情がはっきり分かるのは感動的だ。コッペリウスと人形のコッペリアが踊るシーンでコッペリウスの足にコッペリアの足が固定されていること、ラストの人形が壊れるシーンで人形のパーツが紐でつないであることに気付けたのも、映像のおかげだろう。
ラストで人形が壊れるとき、最初に首が落ちて、その後に手足がバラバラになる。今までのラブコメのノリが崩壊するグロテスクな一瞬だ。しかし、人形のパーツをつなぐ紐が見えることにより「人」ではなく「モノ」が壊れたと感じることができるからだろうか、不気味さが軽減されて良かった。



振付:ローラン・プティ
指揮:冨田実里
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