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2021年03月21日16:20

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【オペラ】ワルキューレ(新国立劇場)

万全の体調で臨むこと、休憩時間を有意義に過ごすアイテムを持参すること、疲れない服と靴を選ぶこと・・・。私のオペラ鑑賞の心構えはワーグナーの大作を見たときの経験から生み出されている。ワーグナーは積極的に見なくてもいいと思いつつ、それでもチケットを買うのは、深淵な哲学に触れたいわけではなく、オペラ鑑賞という苦行に自分がまだ耐えられるかどうかを確認するため。年度末の忙しい時期、土日もそこそこ仕事をすることを前提にしたスケジュールを組む中で、5時間超を劇場で過ごせるか、私にとってオペラはどこまで大切か、そんなことを自問するためのワーグナーなのだ。

コロナに係る入国制限措置で外国人キャストが出演不可能になったため、ほぼ日本人キャストによる今回のワルキューレ。ジークムント役決定のお知らせが公開されたのは初日の10日前、しかも1幕目と2幕目で別の歌手が登場するということで、どのような舞台になるのか不安があったが、そんな不安はあっという間に吹き飛ばされた。外国人並みの声量で歌いきれる日本人歌手がこんなにたくさんいるなんて!
バイロイト連続出演経験のある藤村実穂子さんは別格として、華奢な日本人歌手にはワーグナーは向かないと思い込んでいた。それに、日本人歌手がわざわざワーグナーをバリバリ歌う必要もないとも思っていた。でも、日本人歌手がこれだけ迫力のある声でワーグナーを歌えるなら、わざわざ外国人歌手を招聘しなくてもいいのではないだろうか。

ワルキューレを見るのは3度目だが、いつも途中で飽きてしまって、最初から最後までしっかり見られたためしがない。でも、それなりに感想はある。
今回の舞台で一番強烈だったのは、ヴォータンのパワハラぶり。そういう物語だし、作られた当時の時代背景もあるし、作品として尊重はするけれど、今の時代なら完全アウト間違いなし!



演出:ゲッツ・フリードリヒ
指揮:大野和士
ジークムント(第1幕):村上敏明
ジークムント(第2幕):秋谷直之
フンディング:長谷川 顯
ヴォータン:ミヒャエル・クプファー=ラデツキー
ジークリンデ:小林厚子
ブリュンヒルデ:池田香織
フリッカ:藤村実穂子
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