今日は13時から手術です。
07:00に2回目の座薬で便を出し、シャワーを浴びて時間まで過ごす。
08:00に同室の人の朝食を食べる音が聞こえてくる。
いいなぁ
その後アラフィフと思われるお姉さんがゴミを回収しに来て
「お腹減ったねー」ってな感じで言ってくる。
あぁ絶食絶飲してる事を知ってて励ましてくれてるんだなやさしいな。
と、その時は思ったので「ははは」と受け答えした、が・・・
まてよ?
ゴミ箱には昨日病院に行く前にコンビニで買った昼食、プロテイン23gのサンドイッチとツナおにぎりのゴミ、それと絶食開始直前に食ったメロンパンの袋が!
病院だから患者のゴミは当然確認するだろう、それを見て言ったって事は・・・
いやいや違うんすよ〜!
って思ったけど時既に遅し、もちろんそこに彼女の姿はナシ
人の頭の中はわからないが、ローソンが隣接してるし何を食っても自由な状況の患者に対してなら食った物に対していちいち干渉などしないはずだ。
仲良くなってたら可能性はあるが、残念ながら顔を合わすのは初めて。
服装からして掃除専門じゃ無いからおそらくゴミ回収は看護師同士で役回り
とすれば入院患者の状態は把握してるから、食っちまった物は仕方ないから怒るほどでは無いにしても、責任感から来る遠回りな言及という事になる。
おいおい、、、誤解っすよ〜・・・
でもわざわざ探してそうだと確定してもない事に言い訳するのもおかしな話し
ってかダサい
いい歳こいて手術前36時間程度の絶食すら守れない人間と思われるのも嫌だし、そうだとしたら伝える責任もあるから他の看護師や主治医にも一応伝えるはずだ。
その日手術なら尚更。
入院患者の事はほんのささいな事でも伝えるのがデフォだろうからね
まじかー、まぁいいや・・・
09:00ぐらいにお局さんっぽい人が来て連行されケツの毛を剃られる。
こういう適切な場面と場所で正当な理由を持ってやる時って全然恥ずかしくない。
特に男であれば大体の人がそうだと思う。
男の場合は逆にこういう時に恥ずかしさを強く感じれる人はそれって特殊能力。
人生1つ得してると思う。
ヤバい方向に進まなきゃね。
13:10
お迎えがくる。
緊張はしてないが、唯一脊髄麻酔が怖い。
した事ないけど、痛い痛いと色んな場所で見て聞いているからそれだけが憂鬱。
台に横になって背中を丸める。
頭の中で「来るなら来いやー!」って気合を入れて、まるで筋トレ10RMのウエイトで9か10Rep目ぐらいの力を全身に込めて針の侵入を受けて立つ。
んー、あれ?痛くない?
って思ってたら麻酔注射終わったとの事。
どうやら今は脊髄麻酔の為の麻酔を打つのが主流っぽいです。
それのおかげで点滴で刺す程度の痛みで済みました。
安心してください、痛くないです。
ちなみにその時に若い女の看護師さんが肩と腕を抑えてくれてたけど、気合いで筋肉に力入れまくってたので超怖がってると思ったのか、掴んでる肩と腕にグっと力を入れてくれました。
まぁ実際怖かったから気合入れた訳なので、それが「頑張って!」って言ってくれてるようですごい励ましになったのでかなり嬉しかったです。
普通は言わないと思うけど、この気持ちと感覚は伝えた方が彼女にとってプラスになると思ったのですぐに伝えておきました。
いきなり何を言うんだろう!?って感じだったけどそれも想定の範囲内。
でももしかしたら肩と腕も鍛えて結構筋肉ついたから、その感触をこっそり楽しもうとしてたりして?
そんな訳ないかw
でもそれだったらそれで別の嬉しさがあるけども。
でも考えたら患者によってはグっと掴まれる事で強い拘束感を感じて余計ストレスになる人もいるかもしれないなぁ・・・
絶対プラスになると思って伝えたけど、良し悪しかも知れない。
全身麻酔するらしいから何か空気でるやつを鼻にかけられて、うつ伏せになって足の位置を指示通り動かし終えた時点で気付いたら知らない天井でした。
いや知ってるか、元の病室のベッドの上でした。
時間は夜の9時30分
8時間ぐらい寝てたみたい
消灯時間すぐなので周囲は暗い
ケツは痛いけどそんなにでは無いな、と安心してたら1時間後ぐらいにじわじわっと痛みが強くなっていきました。
いてえええええ!!!
例えるなら、小学生の頃に本気カンチョー喰らった後に回復してようやく立てるようになったぐらい。
そしてハバネロソース塗られたようなヒリヒリもプラス。
後、絶対便はそこにないだろうってのはわかるんだけど、排便寸前感だけが続く。
これもまた辛い
この排便寸前感覚は手術後患部に入れられたガーゼが原因でした。
次の日の夜、初めて便が出た時に一緒に押し出されて気付きました。
痛みで寝るどころの話じゃない
というか全身麻酔でたっぷり8時間も寝てれば眠気とかあるはずもない
しかし消灯時間も過ぎ、同室の人も居るから声どころか音も立てる訳にも行かない。
持参のタブレットでマンガやユーチューブを見ようとするも、じっとする事が不可能
1分も耐えれない
空気感的に息も詰まるし
仕方ないから病院内を点滴にすがりながらゾンビのように徘徊してはベッドに戻ったり、無料で飲める熱いお茶やお湯を口にしたり、とにかく気を紛らわせようとする。
そうこうしてると深夜1時、看護師さんがやってきて、尿は出たかどうかを聞かれる。
2回ぐらい出そうとして出なかった。
というかおしっこいきたい感覚がケツの痛みで見え隠れしてよくわからない感覚。
どれだけ溜まってるか簡単に測る器械があるそう。すごい時代だ。
500mlぐらい溜まってるらしい
カテーテルで尿を抜くかどうか聞かれたが、尿道カテーテルも相当痛いと今までに多くの声を見て聞いてきた。
できればやりたくないから、自力でもう一回挑戦してダメだったらお願いする事に。
ケツの痛みも我慢して時間かけて頑張りましたが出ませんでした。
ま、まぁ、、、そこまで痛くはないだろう、って言い聞かす。
マスクしててわからないけどおそらく20代後半とも見えるぐらいの若い女性の看護師
しかしこれも全く恥ずかしくない。
そもそもケツ痛いわ尿出ないわでそれどころじゃない。
深夜だからおそらく起きてるであろう同室の他の患者の人の事もあるからあまりうるさくしたくはない。
ってか息を潜めてやりとりを聞いてるであろう。
「あのベッドの人は今から尿道カテーテル入れられるのか・・・」とね。
看護師さんって普段の診察では性器のような恥部は極力隠すように心がけてるのに、今回ばかりはそれそのものをなんとかするのが仕事。
当たり前だけど普通にパンツおろしてちんちんをつままれる。
4段階ぐらいにわけて挿入
深く入れられる度に自然に「おぅふっ!」と小さく声が漏れる。
しかしまぁ尿道から管入れるのって痛い痛いと聞いてはいたが、こんなに痛かったのか・・・
というセリフも気を紛らわす意識が働いたのか、他に2人居る同室の人の事も忘れて小声で漏れる。
頑張って!というセリフは今は禁止なのかな?
「痛いね〜・・・」「痛いよね〜・・・」
と、看護師さんも見かねて気持ちがわかってると思うように、こっち側のセリフを言ってくれる。
頑張って!も嫌いじゃないけど、確かに安心感はコッチの方があるかな。
なんとか刺し終えたらカテーテルでの痛みはほぼ無いに等しくなった。
そこそこの時間かかったけどなんとなく全部出たっぽい。
ケツの痛みが邪魔しててスッキリ感があまり感じられなかったのは不満だけどよかった。
できるなら尿道カテーテルはもう二度とやりたくないです。
時計を見ると深夜2時前
8時に朝食が出て食べれるそう。
今はそれだけが唯一の希望です。
それまでただ時の過ぎるのを痛みと共にゾンビのように徘徊しながら待ちたいと思います。
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