懐かしの「箱根園国際村」

先日、亡き母の13回忌にあたり、昔のアルバムを見ていたら、とても懐かしい写真を見つけました。

それは、昭和38年に家族旅行で、箱根に遊びにいったときのものです。そこには、「箱根園国際村」を訪問したときの写真がありました。「国際村」というのも不思議な名前です。私は「ユネスコ村」と覚えていました。

調べてみると、芦ノ湖に面した箱根園にあった「国際村」です。翌年に東京だったオリンピックを予定していたので、こうしたものに、興味を感じたものと思います。

それは、なかなかユニークで、世界各国の代表的な民家が芦ノ湖をのぞむ丘陵にたくさん建てられてありました。ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、ベルギーといった欧州各国の民家、さらには、ブラジル、アジアやアフリカなどの建物もありました。

印象に残っているのは、大半の建物は外観だけで、中には入れませんでしたが、たしか、スペインの建物だけは中がトイレになっていました。

この国際村はかなり有名だったのでしょう。このプラモデルのシリーズがでていて、私は世界の家をいくつかプラモデルで作りました。当時はプラモデルが子供たちの間で大流行していて、私は戦艦や空母、戦車や戦闘機を山ほど作っていました。そして、そこに新たに世界の家のコレクションが増えました。

色々と思い出したので、国際村について調べてみると、やはり当時は箱根の観光名所だったようです。しかし、その後、閉園となったとのこと。確かに、エンタテイメント的には物足りない施設だったかも知れません。ネット上には、子供の頃に訪問した「国際村」を懐かしむ記事がありました。