日本は農業国に逆戻りだな

■ＴＰＰ先送り論強まる、「大量離党」誘発を懸念
(読売新聞 - 07月29日 08:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2098408&media_id=20

ＴＰＰにはメリットとデメリットが在るのは当然だが、日本が工業国として世界に認められ発展してきた過去を捨て去り、ただでさえ手厚く保護されてきた農家のためにこれ以上輸出産業が空洞化すれば数十年後には政治屋や役人や一部の富裕層以外は一億総農民になるか日本脱出しかなくなるだろう。

ＴＰＰ参加を先延ばしすれば日本に有利なルール作りは出来なくなり尚更に参加できなくなる。

そうなれば輸出産業は大打撃を受け倒産するか海外に移転する訳で、当然外貨が稼げなくなれば円は暴落する。

輸入品には今までどおり関税が掛けられ尚且つ円が安くなれば当然購入額は高くなるから明治時代のように輸入品はとてつもなく高級品になり、国産ガソリンが生産出来なければリッター千円もけして遠くない。

今や当たり前となった海外旅行も昔のようにハワイ片道５０万円とかになるだろうし、輸入牛肉や燃料代の掛かる遠洋漁業のマグロなんかも高値の花となり、国産牛や近海物に需要が集中すれば価格は上がるうえに粗悪品が増える。

もちろん牛丼は高級料理となる。

輸出で成り立ってきた優秀な工業品は全て海外に移転しているから国内で手に入る家電製品は粗悪品かバカ高い輸入品になる。

景気は益々悪くなり、既に始まりつつある不景気下でのインフレ、即ちスタグフレーションが加速して大恐慌のリスクは高まる。

役人など食いっぱぐれのない職に就くか会社ともども海外に移転できなければ自給自足の農民や漁師などになるしか日本人として生き残る道はなくなるだろう。

ま、それも悪くないかもしれない。

さもなければ大借金大国の日本国ごとＴＰＰに日本が参加しないおかげで大恩恵を受ける韓国や中国の一部になるだな。