みちのく研修旅行　（追記あり）

昨日は保健委員と各町内会長との研修旅行であった
参加者のほとんどが保健委員　町内会長の不参加が多いのは毎度のこと
羽目を外さず清く正しく美しくではつまらないのか（笑）

グンと冷え込んだ朝
クルマのフロントガラスに霜の結晶



この冷え込みで紅葉は多分　〜ﾊﾗﾊﾗ

目指すはみちのく仙台・秋保（あきう）温泉　磊々峡（らいらいきょう）
東北道をひたすら北上

　　※磊々峡（らいらいきょう）　名取川の流れが岩を侵食して奇岩重なる渓谷を作っている
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　命名は夏目漱石の門人 東北大学名誉教授の小宮豊隆氏

何の研修ですって
自費参加ゆえ目的はさほど重要ではない（笑）

紅葉の見頃を過ぎていることは十分承知
おしゃべりしながら食べながらが愉しい♪

磊々峡入り口に到着
かろうじてカエデの紅葉１本がお出迎え





渓谷に沿って歩き出す



遊歩道は水面より高い位置にある
時折身を乗り出してみるしかない



覗橋（のぞきばし）より「覗橋ハート」を見る



NPO法人地域活性化支援センターの「恋人の聖地」に認定されているらしい
あれこれ理由付け　ご苦労なこった

ホテルの裏手　渓谷沿いに立つ樹の美しい紅葉



手前はコナラ　奥はブナであろうか
陽が射すと息を飲むほどの美しさである





町内会長たちいわく　小室の方がずっといい
（地元びいき？）

４０分ほど歩いてまた車中の人となる

ランチは市内中心部から少し海側の「鐘崎 笹かま館」



あらかじめオーダーしてあるのでスムーズに出てくる

　

仙台海鮮せいろ蒸し　　「はらこめし」　　　　「金華さば」

ちなみに私は「金華さば」
塩分控えめでどれも美味しかった　　

食後は笹かま館に併設されている『藤城清治のメルヘンサロン』へ



　　　　　追記：この作品は長さ１５ｍ　鐘崎が依頼したもの
　　　　　　　　　藤城氏を含め７人で１５日間かけたもの

　　　　　　　　　毎日徹夜作業だったそうな　ホテルで寝たのは最初と最後の日だけ

　　　　　「ぼくの今日のすべての力を投入した作品だと自負しています」　藤城清治

あとはレプリカ




広島 原爆ドーム 「悲しくも美しい平和への遺産」




東日本大震災をテーマにしたものもあった



福島第一原発をテーマにした「福島大熊町　原子力発電所　鮭がのぼる」や
「福島原発ススキの里」はなかった

「三春の滝桜」はあった



冬に裸木の滝桜をスケッチして花の姿をイメージしながら制作したもの

藤城氏の作品は「光の影のファンタジー」と称されるが
写実的な作品も多い

「被災地の現状を描きたい」という強い思いを持って
福島第一原発のある大熊町にやってきたのは事故からわずか１年８か月後

放射線量は通常時の１００倍と言われていた頃
防毒マスクを装着し防護服に身を包みスケッチをしている姿を映像で見たことがある

許される時間はたった３時間
限りある時間で懸命にスケッチをし目に刻み込む

メルヘンの世界だけを描く人では決してない
それをわかってくれた人が何人かいた

研修の成果　あったかも

日記はもっと続きそう　(^▽^;)