若草山の山焼き

昨夜は奈良 若草山の山焼きがありました。
ちょうど乾燥していて、風も少しあって、最高の山焼き日和でした。
10年ぶりに大池越に薬師寺さんの双塔と共に見ることができます。
当然のことながら、池周辺の撮影ポイントの争奪戦が激しかったのではと推測できます。
山焼きの光景は、奈良盆地のいろいろな場所から見ることができます。
私はこれまで、すすきの燃える光景から、自宅の近所のショッピングモールの屋上、偶然乗り合わせた近鉄橿原線の車窓からも見てきました。
初めて見たのは、生まれ育った奈良県王寺町の家の裏山の明神山からです。
はるか遠くにマッチの頭ぐらいの大きさに見える花火と山に火のラインが登って行く光景です。また当時は真っ暗な獣道に近い山道を懐中電灯を持って登りました。
その明神山が、最近は綺麗に整備され、360度ビューで奈良盆地から大阪平野まで見渡せます。売りは、東大寺や春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、さらには昨年登録された百舌鳥・古市古墳群まで、多くの世界遺産が見渡せることです。
今日のカットは、大池から薬師寺さんの双塔越に見る若草山です。
なお、実際にはこのカットのような山全体は赤く染まることはなく、数本の光の帯が山頂に向かって燃え上がって行きます。