睡眠中にいきなりガタガタと襖があばれ出し、吃驚して飛び起き、子供の布団の上から覆いかぶさった日、あれから25年目の朝です。
被害を受けられた方々とは、時間の流れ方はそれぞれ違うと思いますが、時間の流れは速いです。
25年経った今、市の復旧施策で街は綺麗に復旧しましました。
ただ、耐震も完璧で綺麗に整備されたアーケードにチラホラ見えるシャッターが降りたお店。場所によっては「人」が戻ってこず、元の生活の場に戻れない地域もあるようです。
ゼロからの再スタートの難しさを感じます。
今日のカットは、平等院 鳳凰堂におられる雲中供養菩薩像の中の静かに合掌されている「北7号」像です。
連日リアルタイムで流される悲惨な映像に心が痛み、当時は祈る気持ちで、切り上げる像は雲中供養菩薩さんでした。気が付けば52躯全員が揃っていました。
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