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2020年01月14日07:49

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広隆寺さんの阿弥陀如来坐像

今日のカットは、京都市右京区太秦にある広隆寺さんの説法印を結ぶ阿弥陀如来坐像です。
「無量寿経」の中で、阿弥陀如来は、衆生救済のために王位継承権を含め一切のものを捨て、「法蔵菩薩」の名で修行します。王位を捨てて修行に入った行動は、お釈迦さんとかぶります。
五劫思惟の上、浄土への往生の道を見出します。
そして、現在も極楽浄土で日々説法をしていると説かれています。今日の像はその姿なのでしょう。

ところで、以前アフロヘアーの五劫思惟阿弥陀仏を切り上げたとき、「五劫」ってどれぐらいの時間かな?と疑問が湧いて調べたことがあります。
落語の「寿限無」に「五劫の擦り切れ…」が入っています。
天女が百年に一度ずつ降りて来たとき、天衣が岩に触れて微かに削られます。これを繰り返して岩がなくなるまでの時間が「1劫」とされますが、これは面白可笑しくした俗説とのこと。
古来、インドでは数学が発達していました。ちなみに「0」が発明されたのもインドです。
そのインドでは、宇宙の創造主のブラフマー神の1年が、人間の311兆400億年に相当するとされます。日割り(?)計算して、半日分が「1劫」で43億2000万年。
つまり、「五劫」はその5倍で216億年となります。
人間の理解を越えてしまうのは当然、「神」の世界の時間の単位です。
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