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2019年12月16日07:34

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東大寺さんの執金剛神立像

今日一日だけ、東大寺 法華堂の秘仏 執金剛神立像(国宝)が開扉されます。
本尊の不空羂索観音像と背中合わせで立つ、つまり後方を守護される形です。
奈良時代に造像された塑像ですが、堂内北側の厨子に安置されている上に、年1回だけの開扉のため、保存状態はすこぶる良くて、粘土の上に描かれた1000年以上昔の彩色の絵柄が残っています。
と言うことで今日のカットは、その執金剛神立像です。
カッと目を見開き、大きな口を開いて怒号とともに右手に握りしめる金剛杵を、今振り降ろそうとする姿は迫力があります。
ただ、1日だけの開扉ということで、参拝者の行列の流れに合わせて拝観するしかなく、ゆっくり拝観できないのが残念です。
一般の寺院の門で左右2人で守護する金剛力士(仁王)像は、この神将像が発展した形態と言われます。
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