今日のカットは、興福寺国宝館におられる十大弟子の中の富楼那(ふるな)像です。
この僧はコーサラ国の富豪の家に生まれました。
お釈迦さんとは生年月が同じで、子供の頃から聡明、バラモン教に通じていたと言われます。
ただ、煩わしい世間に嫌気がさして、山に籠って苦行の道に入ります。
そんな中、お釈迦さんが悟りを開かれたことを風の便りに聞き、初めて説法をされた聖地である鹿野苑へ出向きます。そこで感銘を受けて、初めての弟子となります。
また、僧は60の言語に精通していたとされ、さわやかで解りやすい説教をすることで有名でした。なので「説法第一」と呼ばれていました。
ログインしてコメントを確認・投稿する