mixiユーザー(id:7202852)

2019年07月20日08:42

130 view

ポン・デュ・ガール

今日のデザイン(まだ切り上がっていません)は、フランス南部の古代ローマ遺跡で紀元前19年頃に架けられた水道橋 ポン・デュ・ガール(ガール県にある橋)です。全体像の写真も添付します。
実は、10日からモナコとニース、アビニヨンなどの南フランスからパリを旅し、一昨日帰国しました。昨日は時差ボケと湿度でバテバテでした。

毎年、かみさんへの誕生日祝いはポップアップカードですが、たまには「形」のあるものも付けなければとの思いもあっての計画でした。
これまで業務のため、何度かパスポートを更新していますが、その際、かみさんとも旅行しようとの思いで、かみさんのも同時に取得・更新してきました。
そして何度か計画して予約したものの、土壇場でデカイ仕事が入りキャンセルすることもありました。結果2度までもパスポートを流してしまい、そのたびにきつ〜く怒られました。当たり前のことですが。
そして3度目の更新版も、有効期限があと1年に迫る中、これを流すと「熟年離婚」も在り得るのではと焦り、今回の運びとなりました。
なお、「一日一カット」は止めたくないので事前にストックを用意し、スマホからホテルや移動中での発信でした。そのため、途中で発信ボタンにタッチすることも多々ありました。

さて、今回の旅で一番感動を覚えたのが今日のモチーフにした水道橋です。
ローマ軍の退役兵が豊かな老後が送れるよう、新たに街を造り、ローマ人に欠かせないローマ風呂用に、50キロ離れた湖から水を引くために建築されました。
その間、山に当たればトンネルを掘り、渓谷ではこのように橋を架けるという大事業です。
驚くべきは、その高度差です。水源の湖と街まではたったの12.3メートルしかありません。1メートル当たりの平均は0.248ミリ、コピー用紙3枚程度です。
この勾配は、磨き上げた床ならビー玉がなんとか転がる程度、テニスボールでは、繊維の凸凹で転がらないと思います。
現代のようにレーザー測定器や重機もない時代によくぞ造り上げたものと感動を覚えます。
これで、一日の流水量2万立方メートルを確保したと言われます。
フランスへの旅で、古代ローマの土木技術に一番感動することになるとは思いも寄りませんでした。

4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年07月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る