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2020年10月28日05:42

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遺伝子組換えと農薬問題

例えば毒で死なない虫がいます。その虫が死ぬ強い毒をとうもろこし・大豆を作るときに組換えてしまうのです。つまり自然界では作ることのできないものを作り上げることが可能なのです。 虫を殺す毒を持っている、とうもろこし・豆を作れば農薬は必要ありません。

生産コストは安く済むでしょうが虫が食べたら死んでしまうようなものを人間が食べても平気なのか。日本人はアメリカの実験台になっています。厚生労働省では遺伝子組み替え食品の表示を早くやってくれ、消費者はそれを知る権利があるはずだということをやっとわかってくれたようです。

安全かどうかは食べ続けてみなくてはわからないものを食べさせるなと言いたい。私はとうもろこし・大豆が好きだから怒っています。現在、日本で流通している遺伝子組み換え作物の中で最も注意すべきなのが害虫に強いトウモロコシと除草剤に強い大豆でしょう。

トウモロコシには天敵「アワノメイガ」と呼ばれる害虫がいます。このアワノメイガにも天敵がいます。「バチルス」と呼ばれる病原菌です。バチルスが感染したアワノメイガは、バチルスが作る毒素によって殺されてしまうのです。

このアワノメイガを殺す事が出来る毒素を作るバチルスの遺伝子を組み込んだのが、害虫に強い遺伝子組み換えトウモロコシなのです。そのトウモロコシはアワノメイガを殺す毒素を作る遺伝子をもっていますから、葉や茎の細胞がアワノメイガを殺す強い毒素を作っています。

そのためこの遺伝子組み換えトウモロコシを食べた害虫はトウモロコシ自体が作り出す毒素によって殺されてしまいます。つまり私達が食べさせられている遺伝子組み換えトウモロコシは昆虫が食べるとその場で死んでしまうような毒素が含まれているのです。

また、世界中で最も多く使用されている除草剤はラウンドアップです。 ラウンドアップは、一網打尽を意味しています。このラウンドアップを使用すると土の中に有毒なカビの繁殖することが確認されています。ラウンドアップと毒性カビとの関係は以前から論じられていましたが、実際に被害が出るという報告は後を絶たないのです。

ラウンドアップを使い続けると、土壌中のフザリウムというものが増えて病害が発生し、それが他の農地にも広がってゆく可能性があるのです。穀物にフザリウムが含まれていると深刻な健康被害が生じ、1940年代にはロシアで数千人が死亡した例がありました。また2001年にテキサス州では、深刻な新生児障害を引き起こした例があります。

ラウンドアップ耐性の作物は、綿花、大豆、小麦、とうもろこしについてすでに開発されています。これらの作物にラウンドアップを使用すると、その作物以外の雑草などは完全に枯れてしまいます。ただしアメリカ以外の国々では、この種の遺伝子組み換え作物を受け入れるかどうか、大きな議論の対象となっています。

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