おでんの竹輪やはんぺんが好きという人も多いでしょう。これらには、以前は保存料のソルビン酸が使われていましたが、今はほとんど使われていません。製造の際の衛生管理を厳しくして、保存料を使わないで済むようにしたのです。良いことです。
ソルビン酸は、胃や腸などの粘膜を刺激する心配があり、落花生油または水に溶かしてラットに注射した実験では、注射したところにがんが発生しています。しかし、調味料や増粘多糖類は、しっかり添加されています。調味料は、「味の素」の主成分のL−グルタミン酸Naをメインにしたものです。
増粘多糖類は、樹皮や海藻などから抽出されたトロミ成分です。ただし、いまでも保存料が使われた製品が全くないわけではないので、表示をよく見て確かめてください。貝Caは、貝殻からえられたもので、未焼成と焼成があります。どちらも添加物として微量使われている分には問題ないと考えられます。
さつま揚げにソルビン酸が入っている製品は買わない方がよいでしょう。おでんに入れると美味しさを増す言う方もいます。以前は、腐敗するのを防ぐために、保存料のソルビン酸が使われていました。保存料と聞いただけで、「体に悪そう」と思う人も多いでしょう。
保存料は、細菌やカビを殺したり、増えるのも防ぐもので、人間の胃や腸などの細菌をも傷つける心配があります。落花生油や水にソルビン酸を溶かして、ラットの皮膚に注射する実験を行ったところ、その部分にがんが発生しました。
注射によるものなので、口から入った場合にどういう影響が出るかはわかりませんが、気になる結果ではあります。最近では、保存料を使っていないものが多く売られるようになりました。だが、pH調整剤などを使って、雑菌の増殖を抑えているのです。
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