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2019年03月27日05:56

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激怒して喧嘩

どんな仲のいい親子でも、子供の時から仲がいいのではなくて、ある反抗期に喧嘩する時期を乗り越えて仲の良い状態が生まれてくるのです。これは上司と部下にも同じことが言えます。上司と部下が喧嘩をしている部署は何か拮抗しています。

「あんな才能のない上司の下で自分が働くのは嫌だ」と言って、上司と喧嘩をしている人は結局、上司と同じレベルなのです。「うちの上司はたいしたことないさ。」と思ったら喧嘩はしません。「上司がワーワー言っているけど、自分が温かく見守ってあげなくちゃ」という意識でワンランク上に上がったら喧嘩はしません。

上司の側から言えば、部下と喧嘩をしているようではダメです。部下に本気になって怒っている上司がいます。それは部下と既に同じレベルですから、あまりにもレベルが低すぎます。リーダーはスタッフよりワンランク上にいなければいけません。上司と部下の関係でベストなのは部下がワンランク上の上司に向かって喧嘩を挑んでくる事です。

組織の仲がいいのは決していい事ばかりではないでしょう。しかし、両者が喧嘩を通して成長していく状態が最も活性化している状態だと言えるでしょう。相手方が自分の思い通りになる存在だと考えるのは、己の思い上がりからきた考えです。

このような考えだと、思い通りにならない相手を見て、生意気な奴だ、ふざけた奴だと思い、カッと激怒するのです。人の上に立つと、このような状態に陥りやすいので、気をつけなければならないと思います。人を思い通りに動かしたいと思うのは、人間の支配欲がそうさせています。

人の上に立つと、支配欲が一段と強くなる為に、自分の言うとおりになる存在として、相手を見るのです。その相手から反対意見が出たりすると、驚いて激怒するのです。相手方には相手方の心があり、考え方があります。それを知ろうと思慮深くなれば、一呼吸置いて、相手の意見に耳を貸せるようになるのです。

暇な連中が大声で話している姿は、故意に私を激怒させようとして、大声で話していると勘違いして、私に喧嘩売っているのかと激怒して相手に罵声を浴びせるのです。激怒するのは自分であり、相手方の言動をどう受け止めるかも、自分が決める事なのです。

「私を怒らせるな」という人が、「楽しそうだね。何をそんなに大きな声で話しているの」と反応するのも、自分が行っているのです。そのことに気づけば、いきなり激怒しなくても済むでしょう。すぐ激怒するのは、自分がない証拠です。

三木清氏の『人生論ノート』(新潮社刊)に、次のような一節が掲載されています。「ひとは軽蔑されたと感じたとき最もよく怒る。だから自信のある者はあまり怒らない。彼の名誉心は彼の怒りが短気であることを防ぐであろう。本当に自信のあるものは静かで、しかも威厳を備えている。それは完成した性格のことである。」

献花台で喧嘩だい。予算会で喧嘩をするのはよさんかい。大豆を大事に。喧嘩して、もめん豆腐。(笑)

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