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2019年02月22日05:40

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五輪商標登録とクオーツ

2020年東京オリンピックに向けて、国際オリンピック委員会が日本の特許庁に、漢字2文字の「五輪」を商標登録しました。飲食物や装飾品などに「五輪」の文字を入れ、五輪関連の商品と見せかけるなど、五輪開催に乗じた便乗商法への対策強化が狙いで、指定商品・サービスの数は900近くあめそうです。

ただ、商業利用に当たるかどうかの判断はケースによって異なることから、大会組織委員会は国民に混乱が生じないよう周知や啓発を徹底していく考えのようです。既に片仮名の「オリンピック」や英語の「OLYMPIC」なども登録済みで、IOCの担当者は読売新聞の取材に対し、「目的はアンブッシュマーケティング(便乗商法)を防ぐことだ。組織委と密に連携し、知的財産保護に取り組んでいく」と話しています。

話は時計に変わりますが、クオーツ時計はクオーツ片を使い、電流を流すと規則正しく振動し、LSIを使用して、正確に時を刻む時計で水晶発振時計と言います。クオーツとは水晶という意味で、反射的に「時計」を想像する人が多いと思います。この「クオーツ」が日本で初めて登場したのは、東京オリンピック(1964年)の時だったのです。

東京オリンピック大会の公式時計に使われ、一躍世界に日本の時計の優秀性をアピールしました。このクオーツを武器に、日本は世界の時計市場に進出し、ついには時計王国スイスを追い抜きましたが、それまでの道のりは長かったのです。

クオーツを開発したのは服部セイコーグループです。しかし、セイコーが初め開発を目指していたのが「音叉式」という、まったく違う技術の開発でしたが、この音叉式時計の特性を持っていたのはアメリカの会社で、商品化の許可がどうにもおりないので、それなら、クオーツを開発しようということになり、苦労の末に完成したのです。

世界初のクオーツ式腕時計は、当時の価格は45円です。庶民にはダイヤの指輪なみの値段でしたが、今では価格もぐっと下がり、その優秀性が全世界に認められ親しまれています。ちなみに、電池の寿命がくると、クオーツの腕時計は進んだり、遅れたりせず、パタっと止まるそうです。

最近は寿命がきたら、秒針が2秒おきに動いたりするものも出ているそうです。セイコーミュージアムは墨田区向島にあります。無料で見学が出来ます。協会関係の施設見学会でオリンピックのストップウォッチをおさせていただきピッタリ賞をとらせていただきました(笑)

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