筑波TOT無事に終了

レースも無事に終わり大阪に帰ってきております。

今回も楽しくレースウイークを過ごすことが出来ました事を心より感謝しております。

サーキット関係の皆様、参加者の皆様　本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

[今回のレース結果]
ZERO2クラスに参戦
●＃２４　高尾選手　RZ250R―２９L　予選２０位　決勝１８位
●＃８１　河田選手　RZ250―４L３　　予選６位　　決勝６位

[レースレポート]

今回一番の僕の仕事は＃８１号車の筑波サーキットに適したエンジン仕様と車体ディメンションの基本仕様を考えて作ることが目的です。

[水曜日練習走行３本走行]

●１本目、２本目キャブセッティングは濃くしてライダーの体の慣らし
●３本目一定ペースで２０周走行して最後にプラグチョップして終了

ピストンに焼けの確認、慣らし済みピストンに交換作業をしていましたら、ここでトラブル発生
なんとシリンダー吸気側のリブにクラックが入っている。それも左右同時にどう考えても使うことが出来ないので急遽スペアシリンダーに交換しましたが、スペアシリンダーも使用限度ぎりぎりの物でピストンクリアランスが広すぎる。

今までの経験上このクリアランスでベストセッティングで走行すると５周前後でピストンが割れました。
取り合えずパワーを落とす仕様に変更して練習走行も１０周以内で走る事にしました。


[木曜日練習走行２本]

●１本目、最高速の確認とライン取りの確認作業。

最高速は１８２キロ出ていますので取り合えずエンジン保護でそのままで走りました。

ライン取りは動画で確認するとブレーキングが早いのと２次旋回が理想ラインから外れている。どちらもライダーのちょっとした操作で修正できる内容でした。

●２本目、フロントサスペンションの変更、旋回中のコーナーリングスピードを高く出来る仕様に変更しブレーキングでよりグリップ感を感じれる仕様に変更しました。

変更した内容を理解して意識して走らないとかえって２次旋回は悪くなります。

１０周走行しプラグチョップして走行無事に終了。

焼けの確認。想定道理濃い状態。決勝用のピストンが有りませんので急遽新品ピストンを組んで明日はピストンの慣らし走行。

[金曜日特別スポーツ走行２本]

●１本目、ピストンの慣らし走行

●２本目　車体の前後のバランス調整１０走行してプラグチョップ。

（前後のイニシャル締め込み量を微調整して旋回中の前後の姿勢を適した状態に合わしていきます）
＊調整量０，５ｍｍ〜１ｍｍ以内

走行後動画確認。

まだ２次旋回部分が理想ラインからずれている状態。この部分でのタイムロス約０，２秒前後ぐらい。上手く修正出来ればラップタイムが１秒は上がりますね

[予選決勝]

昨日より１０気圧前後下がりましたのでMJは１ランク絞って対応
今から先はライダーにすべての判断をまかす事にしました。

予選、決勝の画像はまだ見ていませんので車体の状態は確認できていませんが
有る程度の調整する方向性は解ってきたと思います。

ここから先はライダーさんの頑張りになります。
作業に携われ事に感謝しております。

高尾選手。河田選手お疲れさまでした。
そしてありがとうございました