新婚旅行でベルギーにやって来たカップルが滞在するホテルに妖艶な婦人と女秘書がやって来る。カップルを気に入った婦人は何かとカップルの世話を焼く。街では連続殺人事件が起こり夫は何故か執着する。婦人は実は現代まで生き続けている血の伯爵夫人その人で、夫が秘書を死なせてしまった後に妻を秘書にすべく誘惑する。
吸血鬼伝説に耽美と幻想とエロをまぶした70年代の怪奇映画。この映画は知らなかったけどいい出来だ。
画面が暗転する際、通常なら黒くなるのだが本作では赤くなりこだわりを感じさせる。
耽美的な雰囲気だけで最後まで見させてしまう。吸血鬼映画としては地味なところもあるけどちょっといやらしい感じが独特の世界観を作り上げている。
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