1990年代の半ば、ロスアンゼルスに暮らす少年は家庭に居場所が無く、ふと目にしたスケートボードショップにたむろする少年たちに目を奪われ近づいていく。仲間たちとスケートボードをしながら少年は自分の居場所を見つけ出したのだが母親は許そうとしない。
ちょっとだけ歳上の先輩たちが大人に見えていた少年時代の感性を掬い上げた青春映画の佳作。ちょっと面白い俳優のジョナ・ヒルの初監督作。
スケートボードは出来ないしやったこともないけど、これは全男子が共感出来るのではないか。みんな背伸びしながらカッコつけているけど家庭に事情があって、というあたりがそうだよなぁと思わせる。単なる能天気なバカじゃないのだ。
映画監督志望の少年が撮影していた映像が流れるラストが鮮烈で素晴らしい。
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