3大テノールの1人、今は亡きルチアーノ・パヴァロッティの人となりを追ったロン・ハワード監督による音楽ドキュメンタリー。
クラシック音楽は好きだけど声楽は好きではない自分だが、3大テノールのCDは持っている。ほとんど聞かないけど。歌詞のわからない声楽は好きになれないのだな。
声楽家のドキュメンタリー映画は見る対象にはならないのだけどロン・ハワードの監督作だから見ることにした。この監督の音楽ドキュメンタリーでヒップホップを扱った映画は見なかったな。同じ歌詞がわからないならせめてメロディーの豊富な声楽の方がまだ関心はある。
本作だけど世界的名声を得てはいるものの自分にとってほとんど知らないルチアーノ・パヴァロッティとはどんな人だったのか、を詳しく見せてくれる。
陽気で女好きで友人が多くて家族思いの典型的なラテンのオッサンであった。鍛錬と努力の人でもあり、稀代の人たらしでU2のボノもダイアナ妃も人柄に惹かれていく。ロックスターと交流し慈善活動家にもなっていく。生き急いだというか何というか、凄い人だったんだな。
ポップス歌手に成り下がった、とクラシック界からバッシングされたそうだが、そういう排他的なところがクラシック界の駄目なところなんだよ。気にせずに貫いたパヴァロッティは偉大だ。
久しく聞いていなかった3大テノールのCDでも聞いてみるか。
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