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2020年04月02日21:16

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弥生、三月 −君を愛した30年−

高校生の頃に病で親友を失くしてしまった男女の付いたり離れたりの30年間を3月1日から3月31日までのエピソードで綴るメロドラマ。
こういう映画はあまり見たくないのだが、監督が「恋妻家宮本」の人なので見ることにした。テレビドラマでは有名な脚本家らしいけどテレビドラマはほとんど見ないのでよく知らない。「恋妻家宮本」が大好きなだけ。
作劇が変わっていてちょっと面白いものの大したことないなあと思っていたが、男女とも震災以降に朽ちていく辺りからリアルになっていって、嫌なんだけど目が離せなくなっていく。
人は思い描いた未来を実現できるものでもなく、幸せな人生を送れるわけでもない。いやいや、そんなことはわかっていて、だからこそせめて映画の中だけでも幸せな人生を擬似体験させてくださいよ、とも思うのだけど本作は容赦ない。波瑠も成田凌も負け組人生だ。
桜満開の夜でハッピーエンドっぽいけど全然そんなことはなく、この二人が結ばれることはないだろう。
30年前の生まれたばかりの赤ちゃんの二人が出てくるが、この二人のその後を知っているこちらとしては素直に感動なんか出来ない。なかなか深い映画だ。
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